After Tragedy5~キュオネの祈り(後編)~
レーニスの名前は未だに健在なようで、神々の僕に対する態度は温かかった。僕の髪の色を見ると、皆懐かしそうな顔をし、それだけで空気が和らいだ。僕が神界の文字を読むと、嬉しそうな顔をされた。
僕は、彼女がくれたものに改めて感謝をする。
そして、彼女の大切なものを守れなかったことを悔いる。
僕は、レーニスが大切に想っていたシー兄ちゃんの名誉を守りたい。
そう改めて感じた。
作品名:After Tragedy5~キュオネの祈り(後編)~ 作家名:未花月はるかぜ