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猫の妖精と魔法技術者

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 なるほど、なるほど。こいつは俺の見つけたハチの巣を、防御魔法を張って取りに行ってそのまま帰ってきたのか。
 因みに、俺には魔法の才能はない。つまり、俺はティルの様な防御魔法を体得はしていないのだ。そこから導き出される式は……。
 俺→巻き添え。
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 ティルが魔法で全てのハチを叩き落としたのは、それからたっぷり三十分逃げ回ってからだった。

作品名:猫の妖精と魔法技術者 作家名:最中の中