リ・メンバー
最近ぼくは足の下に大地を感じるようになっている。自分のままでいられる幸せを感じている。ぼくのまわりにあった重くどんよりとしたものがまるで霧が晴れるように消えていった。
いつかきっと自分に合ったものに出会えるのだから、絶対、ぜったいに自信を失ってはいけないんだって思える。
自分のことをとことん信じて、恐怖心を持たないようにすれば、きっと勇気をもって最初の一歩が出せるときが来ると思う。
ユリさん、ノボルさん、大家さん、ピーターにこころの中でありがとう、と言った。
そして今度の休みにはうちに帰ろう。お母さんが庭で花を育てたり、飾っていてくれたりしたお陰でぼくは花が好きになっていたのだ。今度はお母さんが大事にしているうちの庭の手入れを手伝おう。