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てっしゅう
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「哀の川」 第三十二話

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特に入口の辺りは痛いぐらいに直樹を締め付けている。出そうになりながらなかなか出ないことに、戸惑いながら動きを速めてゆく・・・一旦麻子は力を緩めた。開放されたように直樹は刺激が弱まり、さらに強く早く動かすようになった。そして、麻子の我慢が限界になってきたときに、ぎゅっと最高に締め付けるように力を入れた。堪えきれずに、直樹は溜まっていたものを声を出して放出した。終わってからも痙攣のように麻子は直樹を締め付けていた。

「初めてだよ・・・麻子がこんな凄かったのは・・・またすぐしたくなるよ、きっと・・・どうしたの?なんか訓練したの?」
「私も最高・・・直樹のがピッタリとくっ付いて・・・ストレッチとジャズダンスのおかげで、下半身の締りが良くなったからよきっと・・・先生がそう言われていたし・・・本当だったのね、やってて良かった」
「そうなんだ・・・身体を動かすことってすべてにいいんだね」
「あなたも、これからはもっと励んでね!」
「うん、こんな気持ちいいんだった、毎日でも構わないよ・・・」
「ほんと?またラブラブになれるのね・・・直樹が好き!私のことは?」
「好きだよ、大好き!麻子はいつまでも可愛い女だよ・・・」

夫婦仲が良くなると言っていた先生の言葉は本当だった。ただ仲が良すぎて、子供が出来ないことが二人にはちょっぴり不満なことであった。