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私は殺される!同人作家・沙織

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書店連続強奪事件・やおい系作品が焚書される



 土曜日の正午、本屋に女性強盗団が入った。それも同時多発的に行われた。
「ねえ、命が欲しかったら、静にして。間違えても防犯ベルをならさないで」
比較的にお客が少ない時間である。スキンヘットの女性はレジ係の店員の首筋に刃物を突きつけている。
「君たちは何だね!悪い冗談をやめなさい」
年配の男性が怒鳴った。
「私たちは本気だわ」
男性のレジ店員の首を少し切りつけた。血が流れた。
「この店員が殺されてもいいの!ねえ、この本屋にあるやおい系や萌え雑誌、アイドル写真集の本を集めなさい」
女性強盗団は台車を持ってきて、やおい系の本とか萌えアニメの本などを集め大きな麻袋に入れた。
「それをエレベーターに入れて!外のクルマにいれて」

 女性強盗団は多くの本を盗み出した。

 夕方、都内にある某小学校の校庭で、やおい系の本、萌え関係の本や雑誌、その他、娯楽色が強い本を焼いた。それを動画投稿サイトに載せた。
犯行声明を出した。
「堕落した人たちに告ぐ!私たちは堕落した社会を浄化するために、くだらない雑誌や本の販売を一切禁止するように要求する。特に女性を見世物にするような雑誌などの存在は赦せない」

 その犯行声明はテレビニュースに流された。

 小学校の校庭では、多くの本が焼かれた。まるでヒトラーの焚書活動のようである。警察はテロ活動とみなしたが、保守的な女性活動家は警察の行動を阻止しようとした。