スペースコロニーの謎の殺人鬼
絶対君主の1000年期・地球は命を失った
21世紀末、全ての国々は共和制から絶対君主制へと変わった。政党政治が終焉し、官僚や財閥、そして経済界の人たちによる絶対君主国家になった。より経済的な発電方法として高速増殖炉の商用化を実現したが、世界各地の原子力発電所の事故が増加した。
人類の生存権が徐々に縮小した。世論の多くは風力発電や太陽電池にするべきだと主張した。
官僚たちが国王になり、国王そのものが国の法律になった。強権的な国家ばかりになった。世界中の国々が競うように商用高速増殖炉を建設し続けたが、重大事故が続出した。
日本は地震が多いため原子力発電所の事故が多発した。311地震の教訓が生かされず、22世紀になると日本列島は放射能で人が住めなくなった。
それから1000年後、地球は放射能に汚染され命がない惑星になった。
人類の生き残りは宇宙に滞在する人たちだけになった。
作品名:スペースコロニーの謎の殺人鬼 作家名:ぽめ