小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
山本 かの子(偽名)
山本 かの子(偽名)
novelistID. 34002
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

バツイチの娘。~未成年のあたし~

INDEX|14ページ/20ページ|

次のページ前のページ
 

18才~19歳のあたし。

入学式後、それなりに友だちができて、
夢のキャンパスライフのはじまりだ。
一人暮らしのあたしの家に友だちがくるようになった。
寂しさを紛らわすためであったのだろう。

お小遣いはお父さんの養育費。
しかし、それだけでは生活ができるわけがない。
『田舎暮らしなのにお金つかうところある?』
と地元の友人に云われたが、友人の予想以上にお金はあると使ってしまう。

そこで奇遇にも、新規オープンの飲食店の求人が目に入った。
面接をし、合格。
働く環境が出来た。
働くと決まった時
【バツイチの母】は
『夜、危ないから』
と軽自動車を置いていってくれた。

アルバイト先で出会った同じ大学の女の先輩(以下A)と、
意気投合し毎日一緒にアルバイトへ行った。
休憩時間も一緒にしてもらって、
アルバイトが終わると朝まで遊んだ。
そのような生活が続いたため、
学業が疎かになっていった。同時に大学の友人との関係も疎遠になっていった。
というより、自ら独りの空間を選んだの。
友人『今日かの子の家行っていい?』
私『今日バイトなんだ、ごめん』
といいつつ、Aと遊んでいた。アルバイト以外でも共に過ごす時間が多くなった。
自分で何十万も稼いだお金で、
月に1回は美容院にいくために地元へ帰ってきた。
そして、必ず都会へショッピングに行く。
風前のステータスだった。
きっと田舎を見下していたのだろう...
着飾って、いつも真新しい服をまとう。
そういうことで、あたしはアンタらと違うってことを見せつけたかったの。

部屋に帰れば静かなはずなのに【隣の雑音が響きわたっていた】。
隣の住人...と当時は呼んでいた。
面識はなく、あたしが引っ越してきてから8ヶ月が経とうとしていた。
隣の住人が誰なのかは知っている。大学の二つ上の男の先輩。
顔は知らなかった。

けれど、ちょっとしたことがきっかけに、
隣の住人から彼氏に変わることなど誰が予想していただろうか?

アルバイトばかりに集中していたあたしにとって
12月の終り。少し遅いサンタさんがプレゼントをくれた。