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男の決意、そして … その結果

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「あのねえ、亜伊火、お前 … バカか」  
大輔は少しきつい言葉を発した。
そして、さらに貶(けな)す。
「なんで、こんな美しい紅葉の場面から、熱燗で一杯へと飛躍するんだよ」

亜伊火は大輔にそんな文句を付けられて、少々機嫌が悪くなって来た。
「何言ってるのよ、だいたい大輔がドライブに誘ったのよ、
それで私を、こんな寂しい湖まで連れて来て」

亜伊火の反論が止まらなくなって来た。
「だいたいね、私がこういう寂しい風景を描かない事 … 知ってるでしょ」

大輔は「ああ、そうだったか」と思い出した。
しかし、亜伊火は言いたい放題で、おっ被せて来る。
「ははーん、大輔、他に何か良からぬ事を企んでるな … このスケベ!」

大輔は、別に何もないのに、亜伊火に「このスケベ!」とも言われてしまった。 
ひょっとすると、隙あらばという所もあったのかも知れない。
しかし、そこまで言われると、もう男のプライドが許さない。

「俺、興味がないんだよ … だって亜伊火は友達だから」
大輔は亜伊火に腹は立った。
だが、少し回りくどく返した。

亜伊火はそれを聞いても、特に動揺した風でもない。
「そうね、私達、友達同士だもん … ねっ」
亜伊火は少し含みを残しながら、そう軽く答えて来た。 

そして、大輔の腕にしっかり乳房を押し付け、ぶら下がるように腕を組んで来るのだった。