小説が読める！投稿できる！小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ！

事前にネットで調べていた私は、こんな大掛かりな手術をしようと言われたら絶対断ろうと固く決意していた。
絶対嫌だと思いながら、診察を受けに来たのだった。

　図解でも、動画でも、ネットでは詳しくその手術の説明がされていた。
まず、背中のどの辺りにどれぐらいの長さでメスを入れるか。その後、骨を削って……ヘルニアを全部取り出して……、そこに人工のクッションを入れる。それだけなら骨が不安定なので、固定するための金具を入れる。
と、素人でもよく分かるようなネットでの動画であった。また主治医の森田医師の説明も同じだった。
あ〜、絶対嫌だと思っていたあの方法しかないのか……。

手術を終えた人のＭＲＩの画面は私には平然とは見られないものだった。
（あんなものを体に入れるなんて怖い！）
（もし、外れてしまったらどうなるんや！）
（背中をあんなに大きく切るなんて！！）
衝撃が強かった。嫌だ！　あんな手術は嫌だ！！　イヤダ、いやだ……
絶対手術なんかしないぞ！　と誓った。