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双子魔法使いのお茶会 -翠と碧- + エピローグ

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6.ある日の深夜



-おやすみなさいと星が歌う。
 僕とっては、君の寝息が子守唄。-


白い部屋に、闇がはえる。
星達は静かにお喋りをして、二人が眠るのを横目に楽しむ。

翠と碧は、一つの布団を分け合う。
それは、決して空からの声の命令ではない。
何時の間にかに、自然と。
眠りにつく体を引きずって、重くなる眼を擦りながら。
おやすみなさい、と伝え合い。
同じ布団に入る。
ある日からは、その傍に何時ぞやのその子が小さく丸まって寝息を立てる。

同じ顔をした。
違う考えを持った。
一つの魂を分け合って生れた二人。

明日もいい日でありますように、と。
何でもない普通の願いを胸に抱いて。
夜を、また越える。