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神待ち少女

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第2章 〜進展〜



 気づいたら、起きていた。寝すぎた。でも、頭の中はすっきりしてる。
 時計を見たら、6時だ。今日は…学校だよね?
 いつも通り、朝ごはんにヨーグルトを食べてから、身支度を始めた。
 髪をとかして、制服を着ながら、こんなことを思っていた。
「あぁ、これが私の日常だ」
 2日前の出来事が、まだ頭の中を支配していた…でも、もう切り替えないと。今日はいい天気だ。
 私は家を出た。駅に向かい、電車に乗る。週明けはやはり混んでる。痴漢に遭わないように気をつけよう。
 耳にイヤホンをつけて、本を開いた。結構電車内は集中できる。
 ふと気づいたら、もう五反田だ。ドアが開いて、どっと人が降りる。そして、私は山手線に乗り換える。新宿までは、一昨日と同じだ。
 一番後ろの車両に乗り込んで、左側のドアの近くに立つ。ここにいつもいる。ドアの近くによっかかって、再び本を開いた。
 15ページ程読んで、新宿に着いた。電車を降りて、階段を上る。この次は中央線に乗る。慣れた足取りで淡々と歩いた。今度は階段を下りる。そして、電車を待つ。
 最近、オレンジ色の古い電車に乗ることがある。あれは珍しいから、来ると少し嬉しい。なんか運がいいな、と思う。
 今日は普通の電車だった。まぁこんなものか。電車に乗り込み、また本を開く。次は国分寺で降りる。なぜか今日はなんか長く感じる。なんでだろう。
 今度は20ページ程読んで、国分寺に着いた。ここからは、徒歩だ。いつものように、北口に出た。そして、待つ。
 私は、いつも彼女と一緒に駅から登校している。

作品名:神待ち少女 作家名:ちゅん