【完結】紅ノ姫君-アカノヒメギミ-
五条五月十八歳。
烏山高校三年生C組十一番。
帰宅部。
身長は約150cm。体重およそ50kg。
内気で無口。自分から何かを話す事は殆どない。しかし暗いというわけではない。
黒いロングヘアーは一種の人形のような佇まいを想起させる。
眼を隠してしまう程の前髪はその表情を他人に読み取らせない。
過去の事を聞いた人は誰もいない。
彼女のお弁当はいつも簡素なもので、何故か彼女は箸を使わずフォークかスプーンのみを用いる。
学校の誰よりも早く登校する、烏山高校一の謎っ子。
明確に他人を拒絶しているわけではないが、近寄りがたい雰囲気を持っている。
誕生日は知らない。
趣味は聞いた事がない。
若木町で一人で暮らす。
魂の色は、赤。余分な色のない、純粋な紅。
真紅の魂。
三人目にして最後の、紅ノ姫君。
作品名:【完結】紅ノ姫君-アカノヒメギミ- 作家名:疲れた