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亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
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シロアリバスターズ

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手順6 食後のお楽しみ



 昼前に、小寺と岩田はこの家から引き上げた。今必死で営業活動していることだろう。なぜなら、近所で消毒工事をしている今こそ、新規顧客の信用を得るチャンスなのだから。
 植村が言っていた守秘義務などどこへやら、しっかりこの家を例に挙げ、営業トークにも拍車がかかる。この集落でフィーバーがかかれば、もうお金を拾って歩くようなものだ。

 アルバイトも床下から出て、和室で植村と昼食をとる。ちょうど食べ終わったころ、主婦が熱いコーヒーを入れて持って来た。それにはカップケーキも添えてある。
「あー、俺コーヒー飲めないんすよね」
失礼にもアルバイトがそういう言い方をすると、植村は慌てて、
「すみません。こいつ子供なんでコーヒー牛乳しか飲めないんですよ」
「じゃ、コーラ持って来ますね」
「ありがとうござーす」
主婦はすぐに台所へ戻って行った。
「お前、もっと言葉遣い丁寧にしろ!」
植村は、作業の上では客に不安視されないように、アルバイトにはしっかりと作業段取りを教育し、その間の言葉遣いも徹底させているが、普段通りの日常会話となれば、アルバイト作業員のレベルは簡単に露呈してしまう。

 主婦がコーラをグラスに入れて持って来た。
「まだお代わりあるんで、植村さんもどうです?」
「ありがとう。でも僕はこいつのコーヒーも飲むんで大丈夫です」
主婦は微笑んだ。