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亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
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L K 2 「希望と絶望の使者」

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「そうね、ブルーノ。言葉に気を付けてちょうだい。キュウ様には感情があるのよ」
「それが問題だと言っているのです」
キュウは眉をひそめた。
「私はそうは思えないわ。ミュウ様も脅威になるはずがないもの」
「セカンドロイド1体でも問題なのに、2体もいては事は重大です」
ブルーノはスキャンの準備をしながら、淡々と話している。
「我々はキュウ様とミュウ様をお世話させていただいて、脅威だと感じたことなど一度もない」
「しかしマダム・スーは太陽系での事実をご存知です。セカンドロイドが人類にとって、いかに危険であるかお聞きしました」
「僕は人間に反抗しようなんて思ってないよ」
キュウは笑顔を作りながら話しているが、この部屋に、お愛想で作り笑顔が出来る者は他にいなかった。
「それはここに、人間がいないからではないでしょうか」
「いたとしてもケンカはしないさ」
「では、私が人間だったらどうでしょう。私があなたを危険だと言ったとしたら」
「・・・」
キュウは笑顔を作り続けられなくなった。
「アンドロイドは人間に尽くすために存在しています。しかし、私があなたに命令ばかりして、自由を認めなければ、あなたは耐えられるでしょうか?」
「やめないかブルーノ。君らしくない」
「そうよ。いい加減にしてちょうだい」
グリンとピンキーは、キュウの気持ちを察してブルーノを止めた。この重苦しい空気を感じ取れるのは、感情豊かなキュウだけだったろうが、グリンとピンキーもケアプログラムのおかげでブルーノに詰め寄った。
「そうだね。私はルージュとイエロービーとも、同じことを話して来た。今彼らは、私の意見を理解しているようだがね・・・」
その時、ミュウが大声で泣き出した。
「あらどうしたの? いい子ちゃんね。ヨシヨシ」
ピンキーはミュウを抱きかかえて、顔を寄せ、優しく揺らしながら立ち上がった。