小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

隠子の婚約+美人の退職+愛娘の受験+仕事の責任=幸せの1/2

INDEX|100ページ/149ページ|

次のページ前のページ
 

 愛音は、正月と言っても何もしない。元旦の雑煮だけインスタントで食べた。一応、拓君の分も買っておいたので、彼も一人で食べた。正月くらいは、実家に帰ってくれるだろうと思っていたが、車が壊れたことを理由に、家を出てくれなかった。
「あの、何度も言ってますけど、もう別れたので、家から出て行ってくれますか?」
「・・・・・・」
「こんなに長く居座られると思ってなかったんだけど、こっちの都合があるので、明日にでも出て行ってほしいんです」
「急に準備出来ないよ」
「私の決意をはっきり言いますね」
「うん」
「婚約は解消してください。まだ正式に婚約したわけではないので、単に別れたいと思っています」
「・・・もう俺のこと嫌いになったってこと?」
「嫌いとかいう感情ではないです。私の考える結婚相手として、見れなくなっただけです」
「やり直せないか?」
「やり直すつもりもありません」
「でも、もう少し考えてよ」
「別れたいって言ってから、もう一ヶ月になるのよ。十分考えるヒマはあったし、話し合うんならいくらでも話し合ったのに、あなたから何もしないでしょ」
「・・・・・・」
「そういうとこなのよ。家のことを手伝わないんじゃなくって、本当に何もしないのよ」
「どうしていいか分からなかったから、どう言ったらいいか」
「そんなこと言ったら、『子供じゃないんだから』て言うわよ。壊れた車だって、どうする気だった? 壊したガレージの修理は?」
「まだ休みだから、何も出来ないと思って」
「それは分かってるわ。でも、どうする予定かぐらい教えてよ。また私のお金を当てにしてる?」
「車はうちの会社で直すよ」
「すぐに出てってくれるんなら、ガレージは私が直します。車が欲しいなら買い取ってください。どうせ私には、あんな大きな車必要ないから」
「俺の車を下取りに出して買ったから、半分は俺の物だから」
「何言ってんのよ。拓君の車、30万にしかならなかったじゃない。200万近く私が出したのよ。明細書まだあるわよ。見せようか?」