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ひなた眞白
ひなた眞白
novelistID. 49014
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帰れない森 神末家綺談5

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「あった・・・」

果たしてそれは、夢で見たとおりの場所に置かれていた。漆塗りの箱。夢と同じだ。違うのは、巻かれている南京錠と鎖が、夢で見たものよりもずっとずっと古く、さび付いていることだけ。あの夢を見て五分と経っていない。まるで、何十年も開けられていないような・・・。

「この中に」

秘密が眠っているというのだろうか。
不思議な感覚と一緒に箱を持ち上げる。重い。これはまるでパンドラの箱だ。

箱の重みは、伊吹と瑞の間に介在する避けられぬ別れを連想させる。

(だめだ。迷わない)

決めたはずだ。躊躇などしてはいられない。





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