Bhikkhugatika
嫌悪
ダイアリー。
嫌いな人について考えると心がすさむ。嫌いな人を殺すか、屈服させて、謝らせ、改心させたいが、それが叶わないからだ。
でも好きな人について考えると心が楽しくなる。心に生じたその人を尊敬する気持ちが心地よいからだ。
だから、楽しくなりたい人は、次の二種のうちどちらかをすればよいことになる。嫌いな人を好きになって尊敬するか、嫌いな人について考えないかだ。
そんなの無理に決まってる、もっと素朴な方法があるって?よろしい、嫌いな人を殺すか、屈服させて、謝らせ、改心させるための行為をするのはどうだろう。
ちょっと待ってよダイアリー。これってもし成功してもあんまり楽しくないんじゃない?というか、もし楽しいとしても、それって自分だけが楽しいんじゃないの?
作品名:Bhikkhugatika 作家名:RamaneyyaAsu