Bhikkhugatika
安らい
彼は、心の作用を知り尽くしている。観念の形成過程と発展の経路を、刹那も見逃すことがない。
彼は、認め識る事柄について、微塵ほどの妄想も構えていない。何事をも望まず、憎まず、こだわることがない。
彼は、見えたままに見、聞こえたままに聞き、見たものにも聞いたものにも名づけることがない。知ったことを知ったままに言い、知ったことに依拠して善を行為する。
自己を修めた彼は、自己より生ずる安らいを楽しむ。
作品名:Bhikkhugatika 作家名:RamaneyyaAsu