Bhikkhugatika
Claim
Claim…称する。主張する。言い張る。所有や権利を主張して承認を要求する。
「友よ、これは何ですか?」
「友よ、これは私の欲求です。私が求めるこの気持ちは、私に属し私の一部ですから、実に私自身です。よってなんぴともこれを尊重しなければなりません」
「友よ、これは何ですか?」
「友よ、これは私の見解です。私が持っているこの見解は、私に属し私の一部ですから、実に私自身です。よってなんぴともこれを尊重しなければなりません」
「友よ、これは何ですか?」
「友よ、これは私の愛し好むものです。私が抱くこの気持ちは、私に属し私の一部ですから、実に私自身です。よってなんぴともこれを尊重しなければなりません」
「友よ、これは何ですか?」
「友よ、これは私の憎悪です。私が憎むこの気持ちは、私に属し私の一部ですから、実に私自身です。よってなんぴともこれを尊重しなければなりません」
「友よ、これは何ですか?」
「友よ、これは私の怒りです。私が怒るこの気持ちは、私に属し私の一部ですから、実に私自身です。よってなんぴともこれを尊重しなければなりません」
「友よ、これは何ですか?」
「友よ、これは私の体です。私が感じるこの体は、私に属し私の一部ですから、実に私自身です。よってなんぴともこれを尊重しなければなりません」
「友よ、いったい君は何人いるのですか?」
「友よ、これらすべてがひとりの私なのです」
「友よ、すると君は欲求であって欲求が知るのですか?君は見解であって見解が味わうのですか?君は愛し好むものであって愛し好むものが判断するのですか?君は憎悪であって憎悪が決意するのですか?君は怒りであって怒りが行うのですか?君は体であって体が論証するのですか?」
「友よ、そうではありません。私はそれらを私であると見なし、私であると称して、人々にこのことの承認を強要したのです。そのために私は自らの内と私と人々の間とに紛争を引き起こしました」
作品名:Bhikkhugatika 作家名:RamaneyyaAsu