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今回は、間が空いたので復習が出来る文にしました。
表紙は、キュオネ。
彼女にスポットを当てる回にしたいと考えてます。
文章も絵も比較的きれいに思ったように描けた気がします。

【あらすじ】
世界は、天才であった風の精霊レーニス・フェアリースの死を機に、神々と精霊の住む地域≪神界≫と人間が住む地域≪人間界≫に分かれた。
僕は10歳の時に、母親代わりのレーニスとその恋人だったシー兄ちゃんを亡くした。
シー兄ちゃんが「レーニスを殺した」という遺書を残してしまったため、シー兄ちゃんは人々の間で悪者扱いをされてしまっている。僕は、シー兄ちゃんが殺していないことを主張し続け、大人になった。
そんな僕の前に、キュオネというレーニスに似た女の子が現れた。彼女は、レーニスの育ての親であるデメテルの話によるとレーニスとシーの間の娘らしい。
彼女の出生を知っている者は限られているらしく、僕は口封じを兼ねて、彼女の家に住まわせて貰うことになる。

【登場人物】
■レーニス（精霊/168歳）
現段階では天才であったというデータしかない。
■シー（人間/17歳）
両親が昔神々とその支持者に対して、反逆行為をしていたため、生まれながらにして囚人だった。
レーニスの恋人であり、レーニスを殺したと遺書に残し、自死をしている。
■ユクス（人間/24歳）
この物語の主人公。文章を読む力に長けており、幼馴染の次期村長のトイの家で書類を代わりに読み書きするのが主な仕事。サブで文盲な子供に文字を教えている。
レーニスに10歳まで育てられている。同時に、シーのことを慕っていた。
シーの無実を証明させることが彼のライフワーク。
■キュオネ（人間/14歳）
レーニスとシーの間に生まれた子供。神界でも一部の人しかそのことは知られていない。
シーの母親であるキロと牢屋で14年間暮らしていた。1話(エピローグ）までは、キロの子供として育っており、レーニスやシーのことは特に何も思っていない。明るく優しい性格。
■デメテル（女/年齢不明）
人間に審判を下せる権利を持っている神。レーニスを拾い、育て上げた人物。
審判を下すという立ち位置の割に性格は人が良く、感情を抑えがち。
キロにキュオネを預けたのは彼女の意向。
そして、ユクスをキュオネの元に置くことに決めたのも彼女の意向。
■キロ（人間/47歳）
シーの母親。キュオネの育ての親であり、祖母にあたる人。囚人。
反逆者のチームのリーダーの右腕。兼、恋人。
シーのことを大切に思っていたため、シーの死が発覚した直後は死刑を望んでいたが、デメテルに頼まれてキュオネを育てることにした。若い頃の行いに対して罪悪感がない、自由人。