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永山あゆむ
永山あゆむ
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OATH~未来につなぐシルベ~第一章(プロローグ~第2話)

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第一章 第1話-休憩所での出来事-



(※プロローグからのイベントの続き)

■ワールドマップ カーム街道<シーンNo.1-1>

 カーム街道へと出たリディアとフェレル。
 リディア、元気いっぱいに

リディア「よ~し!マノーラへ行くわよ、フェイ!」
フェレル「ああ。ところで、リディア・・・・・・マノーラの位置ぐらいは、わかるんだろうな?」
リディア「あったりまえよ!え~とね・・・・・・確か、ここから北の方角だったと思うけど?」
フェレル「(からかうように)おっ、リディアにしては、よく覚えてるじゃないか」
リディア「『にしては』は、余計よ!さあ、早く行くわよ!」
フェレル「はいはい」
リディア「『はい』は、一回!」
フェレル「はーい」

 フェレルは先に歩き出す。

リディア「もうっ!」

 リディア、フェレルの後を追う。

 ※イベント終了。操作が可能になる。

■ワールドマップ カーム街道 休憩所『憩の場』前<シーンNo.1-2>

 街道を歩いて、マノーラへと目指す二人。
 その道中で、小屋を見つける。

リディア「フェイ、小屋があるよ」
フェレル「マノーラを繋ぐ休憩所かもな。ちょうどいい、ここで一休みするか」

 リディア、フェレルの発言にびっくりして、

リディア「え?まだまだ行けるわよ」
フェレル「(冷静に)・・・・・・そうやって暴走していたら、敵に足元すくわれるぞ。休めるときに休めないと常に戦えないぞ」
リディア「ちぇ・・・・・・分かったわよ」
フェレル「じゃあ、行くぞ」

 二人は休憩所を目指して歩き出す。
 ※イベント終了。操作が可能になる。

■休憩所『憩の場』 入り口前<シーンNo.1-3>

 二人は休憩所にたどり着く。

リディア「ふう~着いたわね・・・」
フェレル「どうだ?少しは疲れたか?」
リディア「・・・・・・そうね。少しは・・・・・・休むことも必要かもね・・・」
フェレル「・・・・・・ったく、素直じゃねえんだから」

 フェレル、先に歩き出して入口にある看板を見る。

フェレル「リディア。ここの休憩場所は、ジャスティスが経営しているみたいだぜ」
リディア「え!そうなの!?へえ~ジャスティスって、冒険者や旅行者にもこんな支援してるんだ~やっぱり憧れるなあ~」

 リディア、頷きながら感慨にふける。

フェレル「リディアの言うジャスティスの魅力って、やっぱり人の力になれることか?」
リディア「うん。こうして人を助けるひとってすごいなあと思うの。困っている人たちを助けることって、並大抵のことじゃあまずできないと思うから」
フェレル「ふうん」

 フェレル、リディアを見つめる。

リディア「な、なによ?」
フェレル「いや、お前のワガママぶりから想像できないと思ってな」
リディア「(怒ったように)な、なんですって~」

 フェレル、煙に巻くように、

フェレル「はいはい、ケンカはまた今度な。行くぞ」

 リディア、先に歩くフェレルを見ながら、

リディア「ふっかけたのはそっちでしょ~!!・・・・・・も~う、バカ!!」

 リディア、ふて腐れながらフェレルの後を追う。
※ここでイベント終了、操作が可能になる。


■休憩所『憩の場』 エントランス<シーンNo.1-4>

 休憩所『憩の場』のエントランス。施設の中はドーム状の空間で、案内所のすぐ近くにあるソファーには、旅行者や冒険者が座って話している者や、休憩する者がいる。

リディア「へえ~綺麗な空間ね」
フェレル「確かにこれなら、疲れも癒されるのも納得だな」

 二人は受付の方へ向かう。

フェレル「すいません。あの、いま使える施設は何がありますか?」
  受付「はい。調理施設、宿泊施設、どちらも使えますよ」
リディア「(フェレルを見ながら)どうする?」

 すると、リディアのお腹からグ~という音が。

リディア「ははは・・・・・・」

 恥ずかしそうに頭をかくリディア。

フェレル「・・・・・・そうだな。料理でも作るか?」
リディア「(恥ずかしそうに)そ、そうね・・・・・・お腹もすいていたとこだし」
フェレル「決まりだな。(受付を見ながら)それじゃあ、調理施設を使わせてください」
  受付「かしこまりました。では、右手の方へとお進みください」
フェレル「ありがとうございます」

 リディアとフェレル、右側にある料理施設へと進みだす。
 ※イベント終了。操作が可能になる。


■休憩所『憩の間』 調理施設1階 カウンター<シーンNo.1-5>

 調理施設の受付(カウンター)前。受付の後ろには、料理を作って、それを食べることができる個室が10ある。個室の方から、微かだが料理を作っている音が聞こえる。

リディア「いい匂いするね~」
フェレル「ああ。やっているみたいだな」
 
 受付の方へ行く二人。
 
リディア「あの~、料理つくりたいんだけど、使える部屋はある?」
フェレル「リディア、敬語で話せよ!」
リディア「(ブスーッとしたように)・・・・・・だ、だって、この方がしっくりくるんだもん!」
フェレル「(呆れたように)・・・ったく、どこまでワガママなんだよ・・・・・・」
  受付「フフフ・・・」
フェレル「ああ、もう!・・・すいません、迷惑かけて」
  受付「いいですよ、気にしてませんから。えーっとですね・・・・・・あっ、ちょうど今、101号室が空いていますね」
リディア「じゃあ、そこで!!」
  受付「かしこまりました!では、案内いたしますのでご同行お願いします」

 リディアたち受付の人の後をついていく。
 リディアたちは、『101号室』へと案内される。