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サイボーグさっちゃん

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泣いたあと、おなかがすいているのに気がついたさっちゃんは、先生に言われたことを思い出しました。
「あのー、食べるものが半分になると、ケーキは食べられないんでしょうか?」
おそるおそる先生にたずねると、先生はにこにこしたかおで「何を食べてもいいですよ。でもケーキは1コの半分ね」言いました。

とつぜんお父さんが歌いだしました。
♪さっちゃんはね、サチコっていうんだホントはね。だけどサイボーグだからケーキを半分しかたべられないの、かわいそうね、さっちゃん♪

みんなが、「えっ」とおもって、それからいっせいにわらいだしました。それは先生にかなりウケたらしく、先生がおなかをかかえてわらったひょうしにマスクがはずれました。

さっちゃんは、先生が若くて美人なのにびっくりしました。お父さんは口をポカンと開けたまま見とれています。お母さんもしばらく見とれていましたが、お父さんが先生のかおを見てぼーっとしているので、おもいきりお父さんの足をふんづけました。

お父さんは、いたさをこらえながらも、まだかおがぼーっとしています。
そしてさっちゃんは、先生にお礼をいっていないのに気がついて言いました。
「先生ありがとうございました」
そう言ったらまた、なみだが出てきました。

「サイボーグさっちゃんのたんじょうね。強くなったのだから、弱いひとのためにがんばってね」
先生はそういってから、へやを出ていきました。



作品名:サイボーグさっちゃん 作家名:伊達梁川