小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

完結してない過去の連載

INDEX|7ページ/26ページ|

次のページ前のページ
 

「なっなんでですか??!!私を襲ってきたんですよ!」
「その理由は今から聞く。」
腕はシュッというと大きな狐になった。
そしてその次には膝まで届くほどの長い金色の髪をしたおとこの人が立っていた。
「雪子は相変わらず凶暴的だね」
「リナ!!」
なぜかライヤの顔が真っ赤になった。
(あぁ..そうか。ライヤはこの人?が...)
「ごめんね。今夜あたりにちょっと厄介な奴が来そうだっていう報告が入ったから来てみたんだ。だから見かけたことのない君を疑っちゃって...」
「え...でも私人間ですよ?違いは..」
「へ?君からみ..」
「余計な事は言わなくていい。リナ、行くぞ。」
「...分かったよズン」
「...」


私はなんで疑われたんだろう。
変な匂いでもしてたのかな...?
『コンコン』
「はーい。ライヤでしょ?開いてるよ」
ドアが開いたとたんものすごい熱気が渦巻いてきた。
「なっなに?!」
「みーつけた」
銀髪のスタイルはいいが、やけに背の低い少女が入ってきた。
「ユウナちゃん」
肩を掴んでくる。
「あっつ!!」
肩を火傷した。まるで炎のような熱さだ。
「っっやめて!!」
花瓶の水をかける。
そのとたん少女はいやそうな顔をした。
『バタンッッ』
ズン様がもの凄いスピードで部屋に入ってきた。
「くそっ油断していた!!友菜!シャワーをかけろ!!」
「へ?!はいっっ」
ズン様は私の肩の火傷と廊下の方をみた。
雪子が倒れている。
そのときだった。
ズン様の瞳は真っ赤になり、顔は歪んだ。
あまりにも恐ろしい形相に私は言葉を失った。
そしてズン様は少女の首にかぶりついた。
その様子は映画やアニメで見るより恐ろしく、おぞましく見えた。
少女が苦しそうに顔を歪める。
「やめてあげて下さい!!」
そのとたんズン様は倒れた。



作品名:完結してない過去の連載 作家名:川口暁