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律姫 -ritsuki-
律姫 -ritsuki-
novelistID. 8669
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君ト描ク青空ナ未来 --完結--

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そんなことを考えてる間にもエレベータは最上階へ到着。
部屋に入って、玄関のドアを閉めた瞬間、うしろから抱きしめられた。
「もうあなたのことを外に出したくない」
「え?」
「・・・他の人にとられそうな気がして仕方なくて」
振り向かされて口付けられた。
「・・・っ!誠司さん!?」
「なんですか?」
軽々と抱き上げられて、ベッドのスプリングの上へと下ろされる。
すぐに誠司が覆いかぶさってきた。

服を一枚づつとられていって、ベッドのやわらかい感触が直接空流の肌にあたる。
いつもよりもキスが執拗で・・・舌をからめられて、歯を一本一本確かめるみたいに歯列をなぞられる。
「ちょっと、待ってっ・・・」
「待てません。一秒でも早く、腕の中に閉じ込めたい」
足の間に誠司の体が入ってきて、これから受ける刺激を体が感知するのがわかる。
カチャ、とベルトをはずされる音。舌が首筋をなぞって、耳まで来る。
「あなたのことは絶対に、誰にも渡しません」
耳元でささやかるのは、ぞっとするほど色っぽい声。
下着の中に手が入ってきて、空流のものを掴んだ。
「・・っ・・・!」
それは、やわらかく揉みしごかれて、すぐに大きくなる。
「声、出して」
誠司の右手は空流のものを掴んだまま、左手は胸の突起で遊ぶ。
指の腹で優しくいじられるだけでは、もどかしい。
「・・・誠司・・さんっ・・・」
空流の言いたいことがわかるのか、刺激が強くなった。
強く弄られると、我慢もできなくなってくる。
「イきたいですか?」
そんな風に聞かれると羞恥が素直に答えることを邪魔して、首を振る。
「本当に?」
誠司が意地悪な笑みを浮かべて、下着を取り去り、強く扱いてきた。
「ぁ・・ん・・」
必死でイきたいのを我慢すると、先走りの液が伝い落ちるのがわかる。
「私以外の男に、気をもたせるようなことをしたおしおきが必要ですね」
店員とすら、あんなにすぐに仲良くなってしまうのでは安心して外に出せません、と誠司が囁く。
「そんなこと・・」
もっと刺激を受けて楽になりたいのに、誠司の手が空流の体から離された。
まだ放出するのを許されない熱が体中を駆け巡る。
「・・・イか、せて・・・っ・・・」
もう羞恥心などどうでもよくなるほどに、限界が来ていた。
「他の人に気を持たせることをしないように、気をつけてくれますか」
「・・・・僕には、誠司さんだけですっ・・!」
その言葉で、触れてくる手が優しくなるのがわかる。
体中にキスがふってきて、中心を強く扱かれるとすぐに白濁の液が誠司の手の中に吐き出された。
「はぁ・・・っ・・・」
余韻に浸っている間に、身体を返されて、後ろ向きの姿勢。
「今日は時間はたっぷりありますね、たっぷり、慣らしましょうか」
すっかり機嫌がよくなったらしい誠司の指が、後ろの入り口へ入ってくる。
「・・っ・・・」
「そんなに、引き込もうとしなくても大丈夫ですよ」
指が2本に増やされて、広げるように動く。
触れてきたのは、中で最も感じる場所。
「あぁっ・・・!」
いつもは指でそこに触れてきたりはしないのに、今日はそこをしつこく弄ってくる。
「・・あっ・・・も・・やめ・・っ・・・」
「ダメです」
指を3本に増やされても、刺激する場所は変わらなくて、先走りの液が溢れ出す。
「・・はぁ・・あっ・・・」
「こっちもすごいですね。」
中を弄る手とは反対の手で、もう完璧に勃っているソレに触れてくる。
「さっきイったばっかりなのに」
また柔らかくもまれて、中の指を締め付けてしまう。
締め付けてても、中の指が動いて、刺激してくる。
「も・・やぁっ・・・!」
「力を抜いて」
指が抜かれて、比べ物にならない質量のものが、後ろへと入ってくる。
何度も体験したことだけれど、この瞬間だけはどうしてもまだ慣れなくてちょっと苦しい。
それを誠司もわかっているようで、なだめるように背中にキスを落とし続ける。
全部が入りきると、空流のいい場所を適格に突くように動き始めた。
「・・誠司、さん・・・っ・・・!」
「イイですか?」
「・・・っ・・・!!」
自分の中をうごめく熱いものに、いいところをこすり上げられる。
「・・・んぁ・・っ・・あぁ・・!」
指で弄られるのとは、全然違う。
「・・・いきますよ?」
そう囁かれて、最奥にソレを打ち付けられた。
その瞬間、誠司を強く締め付け、同時に達したのがわかった。


――― あなたのことは誰にも渡さない ―――

午後いっぱいをベッドで過ごして、空流が眠りに落ちるとき、誠司がそうつぶやくのを聞いた気がした。