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White-Satan@Joker-Of-King

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2008/04/07



入学式初日

式が終わった後
最初に向かったのは教室じゃなくて

「生徒指導室」

ダサい制服を着たくなくて、しょうがんないから私服で行ったからだ。
というか、もともと制服を買っていなかった。

結局その生徒指導室で購入させられたが。男子用を。

生徒指導教諭は鈴木というなんだか無駄にでかい割に女々しい奴だった
そして、コイツは副担任らしい

「貴方はオンナノコなんだから髪の毛伸ばしたりとかしなさいよぉ?
こんな時期から茶色に染めてたら髪の毛痛むしぃ…」

そう。このときの私は短髪茶髪ピアス飲酒
男みたいなやつ。だから制服も男子用。でもちゃんと彼氏はいた。
同じように短髪金髪ピアス煙草飲酒野郎。

そいつと違うクラスだったのが一番最悪だった

私はD組で彼氏はA組。最初と最後。

生徒指導室から抜け出せた私はHR中のクラスへと向かった

クラスのメンバーは最悪
ガリ勉ばっか

(逆にうちとアイツだけがちゃらいのかっw)

「はよーございまーす」

いつもの調子で教室に入る

「あー茶髪の貴方、名前はなんだっけ?」

担任と交わした最初の言葉がコレだ

「小西燈。おばさんはナニ?トイレ掃除の人??」

そういって席に着くといきなり机を出席簿で叩かれた

「まだ、おばさんじゃありません。松田由香です。このクラスの担任で教科は美術です。」

そう言うと教卓に戻って行った

「はい、じゃあ小西さん自己紹介して。貴方だけまだだから。」

自己紹介…このクラスで天下をとるか
誰も己に近づけないかの決め手となるもの…

もちろん私が選んだのは後者だ。

「25番小西燈。特技は喧嘩。話しかけたら殺すから。よろしくしなくていいです」

(あーいうのが風紀を乱すんだよな)
(A組のちゃらいのと付き合ってんだろ)
(一人だけ変だよねー)
(頭おかしいんじゃないの?)

そんな会話しか聞こえてこなかった。


HRが終わって、休み時間。

10分休みはすぐに終わる。明日からどうするか考えていたら一瞬で終わってしまった。

「はい。じゃあ委員会決めるから。立候補じゃなくて推薦で決めます。」
松田は黒板に委員会を書き始めた。

私はどうせ委員会には入らないと思っていたから10分休みの続きで明日からのことを考えていた。

「まず最初に学級委員ねー。誰か推薦する人ぉ?」

教室がざわつく

「はい」

前の席の奴が手を上げた

「じゃあ…えっとぉ…小林さん!誰を推薦する?」

「小西さんを推薦します。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

はぁっ??

「なんでうちがやんなきゃいけねーんだよ」

気がついたらそいつのむなぐらを掴んで怒鳴っていた

「だって、風紀を乱す人がそうゆう仕事した方が少しは頭良くなるでしょぉ?」
勝ち誇った顔で小林は言った。

「じゃあ他に意見はありませんかぁ??」

松田は私を止めるでもなく冷静にその一言を発した

はーい。

このクラスはこうゆうクラスか。1人じゃ何にもできない奴らばっか

「じゃあ小西さんで決定します」


「ふざけんなっ!こんなクラスの学級委員なんかやれるかよ」

後から聞いた話、この「ふざけんな」はA組まで聞こえていたらしい。

私はこのまま家に帰った。
事実上、早退だ。


明日は…サボりかな

こんなかんじで、私の最悪な中学校生活は幕を上げた

<NEXT…>

作品名:White-Satan@Joker-Of-King 作家名:White-Satan燈