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限りなく事件性のある

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この物語はフィクションであり、登場する人物、団体、場面、説定等はすべて作者の創作であります。似たような事件や事例もあるかも知れませんが、あくまでフィクションであります。それに対して書かれた意見は作者の個人的な意見であり、一般的な意見と一致しないかも知れないことを記します。今回もかなり湾曲した発想があるかも知れませんので、よろしくです。また専門知識等はネットにて情報を検索いたしております。呼称等は、敢えて昔の呼び方にしているので、それもご了承ください。(看護婦、婦警等)当時の世相や作者の憤りをあからさまに書いていますが、共感してもらえることだと思い、敢えて書きました。ちなみに世界情勢は、令和6年10月時点のものです。お話の中には、事実に基づいた事件について書いていることもあれば、政治的意見も述べていますが、どちらも、「皆さんの代弁」というつもりで書いております。今回の事件も、「どこかで聞いたような」ということを思われるかも知れませんが、あくまでもフィクションだということをご了承ください。

                 プロローグ

 暑かった夏も、やっと終わりに差し掛かる時期で、それでも、まだまだ都心部は、最高気温が、真夏に匹敵するほどで、へたをすれば、
「猛暑日」
 となる時もあるくらいであった。
 今の夏というと、そんな猛暑日の連続記録が、毎年のように、更新されていくということになり、それこそ、
「一か月以上、最高気温が真夏日を下らない」
 ということで、それだけ、
「暑い日が続いた」
 というだけではなく、
「雨が降っていない」
 といってもいいだろう。
 さすがに、
「曇りでも、猛暑日」
 という日はあっても、
「雨が降った日に、猛暑日を更新した」
 という日はさすがに聞かない。
 それだけm
「雨が降っていない」
 ということでの猛暑、もちろん、夕立のようなものはあっただろうが、それも、一種の通り雨、それでも、集中豪雨による被害が出たりと、
「さすがに、異常気象。ただでは起きない」
 といってもいいだろう。
 だから、今の時代、涼しいというところというのは、真夏であれば、日本中どこを探してもないかも知れない。
 冬に極寒と言われる北海道でも、夏は30度以上が当たり前、さらには、避暑地と言われるところでも、人が密集すれば、
「暑苦しさ」
 ということで、たまったものではないといえるだろう。
 しかも、最近の傾向として、夏に入れば、残暑と言われる時期まで、猛暑日が続く。
「冬は当たり前に来る」
 ということから、
「秋がなくなってしまったのではないか?」
 と言われるようになってきた。
「秋というと、寂しさを誘う季節」
 ということであるが、考えてみれば、
「スポーツの秋」
「読書の秋」
「芸術の秋」
 と、秋という季節に代表される行事も多いというものだ。
 実際に、食欲もわいてくるというもので、情緒という意味では、
「秋ほど充実した時期はない」
 といってもいい。
 行楽であったり、食欲がわいてくる時期、考えかたとして、
「夏の猛暑の苦しみに耐えたご褒美」
 といってもいいかも知れない。
 そういう意味では、
「一番、身体が動く時期、当然、頭の回転も回る時期」
 といってもいいだろう。
 今は避暑地といっても、暑さは変わりないということから、真夏に訪れるというよりも、
「残暑の期間」
 くらいにやってくる人が結構多かったりする。
「9月くらいに別荘地では人が増える」
 という。
「子供は、二学期が始まっているので、なかなか家族でやってくるというのも難しくなったが、別荘を持てる人の中で、著名な芸術家などは、仕事を理由に、別荘地で暮らす人も結構いる」
 ということのようだ。
 奥さんは、
「子供を放っておくわけにはいかない」
 ということで、旦那だけが別荘地に籠っての仕事。
 時々、編集者などの担当者が訪れる人もいれば、中には、担当者も、一緒に住みこむということもあったりするようだ。
 だから、基本は、この避暑地での生活となり、
「担当している他の人の訪問を、この避暑地から行う」
 ということを行う人がいるということになるだろう。
 避暑地というと、信州が多い。軽井沢であったり、清里や那須高原なども有名であり、ランキングには、絶えず入っているというところであろう。
 そんな中、
「最近、密かに気になっている」
 と言われるところも、いろいろ増えてきたようだ。
「この異常気象で、従来の避暑地が、これまでの気候をなさない」
 ということで、
「別の地域にも行ってみよう」
 ということが多かったりする。
 そんな中で、
「昔は避暑地」
 ということで結構賑やかだったが、最近では、避暑地というよりも、前述の、
「芸術家が作品制作のために籠る場所」
 ということで人気の土地となってきたところが、
「T県の酒尻」
 というところであった。
 冬はさすがに雪深いところなので、人が集まる時期というと、秋だけという実に短いところということであるが、それでも、人が多く集まる時期にだけできる農産物というのもあり、それを生産している人たちが、夏の暑い時期にも、この街を守っているといってもいいだろう。
 芸術家がこの街で創作活動をしていなければ、
「この街は、とっくに、すたれてしまっている」
 ということから、
「捨てる神あれば、拾う神あり」
 ということで、農産物の売れ行きも上々ということで、本当に壊滅寸前であったこの街に、移り住んでくるという人も若干名いたりすることで、何とか、街は存続しているといってもいいだろう。
 もちろん、だからといって、昔の避暑地のような活気が戻ってきたわけではない。
 ただ、本来であれば、完全に崩壊していたと思われる街が救われたということで、全国でも、なかなか例のないということで話題になった。
 そのおかげで、芸術家だけでなく、この街に、芸術家がいる期間だけ、大学の研究のための合宿などが行われていた。
 このあたりは、昔から、
「民話」
 というものが有名で、文学作品が発展したのは、そういういきさつがあったというのも事実であった。
 それを考えると、この地区は、ある時期を境に、急に注目を浴びたといってもいいだろう。
 一つには、
「温泉が湧いた」
 ということからであった。
 ここから、隣接した街に、昔は温泉が湧いていたということで、戦前から戦後にかけて、
「秘境の色町」
 というものが存在し、それなりに賑わっていたといわれていた。
 温泉の効能は、戦前などは、軍隊でけがをしたり、病気に罹ったりした人が、ここで湯治を行ったことで、
「ここの温泉は、お国のためになる」
 ということで、大いに賑わったものだった。
 特に、
「戦争に出る」
 ということで、若い兵士への手向けということで、女たちが、
「男にする儀式」
 というのを行っていたのであった。
「戦争で傷ついた人たち」
 あるいは、
「これから、国を守るために従事する」
 という人たち、それぞれに、この街での恩恵を受けることになったのだ。
 ただ、戦争が終わると、その、
「任務」
 は終わった。
作品名:限りなく事件性のある 作家名:森本晃次