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海野ごはん
海野ごはん
novelistID. 29750
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2 出た、と思ったら出た

 三日目の昼、信二の金属探知機が甲高く鳴った。

「ピンポイントです!」
 三人が一斉に集まる。
 掘る。掘る。汗が落ちる。

 スコップの先に、鈍い黄色が見えた。

「……来た」
 達夫の声が震える。
 土を払うと、指先ほどの金塊が姿を現した。

「本物です!」
 信二がテスト液を垂らす。
「本物だ……!」
「登録!撮影!僕のチャンネル人生最高回です!」

 三人は抱き合い、転び、また立った。

 だがその夜、安宿のドアが叩かれた。



3 強盗は陽気にやってくる

「ハロー」

 ドアを開けると、二人組の男。
 一人は筋肉、もう一人はサングラス。

「いい金、掘ったらしいな」

 ナイフが光る。

「オーストラリアは銃社会じゃないって聞いたんですが!」
 山ちゃんが半泣きで言う。
「ナイフはセーフだ」

 達夫はゆっくり立ち上がり、金塊の入った袋を差し出した。

「持ってけ」
「達夫さん!」
「いい」

 男たちは笑い、去っていった。

 床に残ったのは、山ちゃんの落としたGoProだけだった。



作品名:GOLD 作家名:海野ごはん