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静岡のとみちゃん
静岡のとみちゃん
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悠々日和キャンピングカーの旅:⑭西日本の旅(北部九州)

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■実家からは北上せず南下することにした


 毎日がほぼ、懐かしい友人たちとの時間で埋まり、充実した帰省生活は居心地が良かった。実家での、いわゆる家の用事はなく、客人扱いの毎日で、「故郷での久し振り」を楽しんでいたが、そろそろ、帰路を考え始めなければならなかった。
 山陰を走って来たので、帰りは山陽だと決めてはいたが、多分、あちらこちらに寄り道をするのだろうが、この大雑把な計画でアクセルを踏むのが、私流の悠々日和な「キャンピングカーの旅」だ。

 そう思っていた一方、せっかく九州まで来たので、そのまま関門海峡を渡って帰宅するのはもったいないと思い始め、九州内を少しばかり走ってみようかと考えた。急ぐ旅でもないので、この旅でのその数日間は誤差の範囲だ。
 そうなると、次は行き先を考えなければならない。色々と思い巡らした結果は大分県と熊本県、そこは学生の頃に何度もバイクで走ったことのある身近な場所で、そのような安直な結論になってしまったが実は、バイクで走るのと「ジル」で走るのでは、違う風景に出会えるはずで、そのことに期待した。
 ざっくりだが、R10で南下して、R57で西に向かい、R3で北上して東に進めば関門海峡だ。まあ3日も走れば、長崎県を除く北部九州を回ることができると考えた。
 その計画を家族に説明したところ、両親が大分県の親戚の人たちに久し振りに会いたくなり、「ジル」と弟のミニバンの2台で向かうことになった。出発は明日だ。

 そうなると今日は、「キャンピングカーの旅」の準備だ。それはゼロからではなく、ここまで走って来た際に減ったものの補充だけだと思っていたのだったが、自宅とは勝手が違うので、意外と時間が掛かった。
 先ず、現金主義の私の財布への「旅の資金の補充」は、全国の信用金庫で手数料無料のATMで引き出せるのだが、実家の最寄りの信用金庫までは5km以上も離れていた。
 「軽油」は、弟に教えてもらった実家近くの安価なGSで給油した。
 補充する「食材」は最寄りの大型スーパーで購入し、実家の冷蔵庫に保管してもらっていた「要冷蔵食品」を「ジル」の冷蔵庫に戻した。
 「水の補充」については、「ジル」を駐車していた空地では補給ができないため、「ジル」を実家の横まで移動して、ホースを伸ばして、井戸水を飲料水用のポリタンと「ジル」の内蔵タンクに満タンまで注いだ。ちなみに、実家には水道が引かれておらず、今でも井戸を使用している。その井戸水が美味しい。ついでに「ジル」の廃水は下水に捨てさせてもらった。
 サブバッテリーの充電は、「ジル」に積み込んでいる延長コードを使って、実家の外部コンセントに接続し満充電にした。
 最後に、洗濯してもらった「衣類」を積み込み、父が持って帰れと言った大学の卒業証書と学位記も積み込んだ。これは額に入れられて、実家の客間に掲げられていたもので、父は以前から、それらを私にそのまま渡そうと考えていたようだった。
 これで準備は完了した。