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静岡のとみちゃん
静岡のとみちゃん
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悠々日和キャンピングカーの旅:⑭西日本の旅(北部九州)

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■11/28(旅の21日目):福岡県久留米市 ⇒ 福岡県宗像市(道の駅「むなかた」)


【この日の旅のあらまし】 道の駅を出発する前に、福岡在住の甥から電話があり、福岡市内をキャンピングカーに乗っての観光ができることになった。「福岡タワー」に上り、途中から甥の彼女が加わり、元祖「長浜ラーメン」を食べてからは、砂州の「海の中道(うみのなかみち)」を走り、その先の陸繋島の「志賀島(しかのしま)」に渡った。二人と別れてからは道の駅「むなかた」で車中泊。【走行距離:152km】

【忘れられない出来事】 「福岡タワー」からの展望が最高に良かったこと。甥の彼女がかわいい娘だったこと。

【旅の内容】 昨夜は「旅のメモ」を書く気力が失せてしまい11時半に寝てしまった。「リモート飲み会」でコーヒーをかなり飲んだせいか、就寝中に2回もトイレに行ってしまったが、それでも熟睡した気がする。この旅では、運転中に眠くなることはないので多分、毎晩ぐっすりと眠っているのだろう。

 いつものようにホットサンドとコーヒーの朝食中に、私からの通信履歴を見たと甥から電話があり、日曜日の今日の彼の予定は特に入っていないようで、福岡市内観光の案内を依頼したところ了解してくれた。彼の住所を教えてもらい、10時頃に到着する旨を伝えた。
 私の実家は福岡県の瀬戸内海側にあり、高校生までは福岡県在住だったが、福岡市内を殆ど知らなかった。それでも、小中学生の頃の社会見学の日帰りバスツアーで、大濠公園(おおほり・こうえん)や香椎花園(かしい・かえん)、何かの検査で九州大学病院に行ったことはあったが、そのポイントだけで、中州や天神などのいわゆる博多の繁華街には足を運んだことはなかった。今キャンピングカーで来ているので、走りながら観光できる場所を案内してくれそうな気がした。

 この道の駅には燃えるゴミのゴミ箱があったので、キッチンのシンクの下に置いていたゴミ袋に溜まったゴミを捨てることができた。実は、高速道路のSAやPAには分別ゴミのゴミ箱が設置されているが、道の駅には一般的に、ゴミ箱が設置されていない。ゴミ箱が溢れても、その周囲にゴミを捨てる人が多いようで、道の駅側がその回収などに手間を割けないのが理由なのだろう。
 ゴミを捨てた後に、道の駅の女性スタッフが落ち葉を掃いていたので、「大変ですね。でも、また散ってきますね・・・」と声を掛けてから会話が始まり、どちらから来られたのかなどの旅の話になり、「キャンピングカーの旅」について質問される項目にだいぶん慣れてきた今、分かりやすい言葉での明確な回答が私の中には揃っているので、そこからチョイスして応えた。
 会話の最後に、道の駅のインフォメーションコーナーは夜でも開いていて欲しいとの要望を伝えると、道の駅の利用者の声として承ると応えてくれた。

 出発前のルーチン作業に取り掛かった。
 ダイネットの窓を全て閉めること。特に、起床した後にバンクベッドの空気の入れ換えのために、いつも小窓を開けているので、その窓も閉めること。
 ダイネットのテーブルの上には何も置かないこと。もし何か置いたままにしておくと、走行中に全てのものが床に落下してしまうためだ。加えて、ブレーキを踏んだ際にソファの上に置いたものも床に落ちてしまう可能性があり、たとえばPCなどは、助手席の後ろに位置する後ろ向きのソファの上に置いている。
 キッチンの引き出しにロックを掛けること。ロックを掛け忘れると、ブレーキを踏むと走行慣性で、引き出しが飛び出てしまう。抜け落ちることはないが、モノが入った引き出しは重くなっているため、そのストッパーが破壊してしまうかもしれない。
 エントランスのステップを折りたたむこと。出たままでは走行時の安全に支障が出そうだ。ちなみに私の「ジル」は手動だが、最新のものは電動で出し入れができるようになっている。
 最後に、フロントガラスと運転席と助手席の窓ガラスに付着した水気を拭き取ること。
 以上を終えてから、道の駅を出発した。

 福岡市を目指し、R210からR3に入ってから北上するとすぐに、九州最大の筑後川を渡った。今日も天気が良く、福岡市内観光は期待できそうだ。
 久留米市から北は一旦佐賀県の鳥栖市に入るも、その後は再び福岡県に入り、筑紫野市(ちくしの・し)、太宰府市、大野城市(おおのじょう・し)と北上を進めるに連れ、福岡市の都市圏の住宅地が広がり、国道沿いには大型店舗が並び始め、信号停止の回数が多くなり、巡行スピードが著しく落ちてきた。
 加えて、「ジル」の回りを走るクルマの運転マナーが悪く、私ののんびりとした運転スタイルの適用が難しくなり、細心の注意を払いながらの運転に変わった。
 大野城市に入ったあたりからR3は福岡都市高速の下を走ることになり、やがて福岡市南区に入った。運転席からは福岡空港が見えてくるなど、車窓風景は一気に大都市に変貌した。
 一方通行の道が多くなったことで、ナビが案内するルートがやけに複雑になり、10時半頃にやっと甥が住んでいるマンションの玄関口に到着した。

 道の駅「くるめ」を出発してからここまでは、珍しく1台のキャンピングカーとすれ違うことはなかったが、鳥栖市内でキャンピングカーショップを見た。そういえば熊本県大津市内でも見た。
 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」が世界的に流行し(パンデミック)、日本では2020年3月に最初の「緊急事態宣言」が発令され、県外への移動は自粛が要請され、最後の3回目は約1年後の発令だった。
 この間、移動時も宿泊時も他の人たちとの接触を防止できるキャンピングカーが注目され、その良さが理解されたのか、日本人の旅のスタイルのひとつになったようだ。その結果、国内のキャンピングカーの保有台数は、それまでの10万台レベルから毎年増え続け、2024年は過去最高の16万5,000台に達した。そのため、今現在でも、新車の納車待ちはかなり長いようだ。

 私が「ジル」を購入したのはコロナ禍の前で、その頃に比べると今は、旅の中でキャブコンスタイルのキャンピングカーとすれ違う頻度が2倍にも3倍にも多くなった気がしている。
 ちなみに私は、コロナ禍でも「キャンピングカーの旅」をやっていたが、洗浄液を入れたスプレーを積み込み、車外に出る時は必ずマスクを使用して、食事は全て自炊の旅をしていた。その後の「キャンピングカーの旅」でも外食は少なく、地元のスーパーで購入した食材で、何かしら自炊をしている。そのことで嵩んでしまう旅費を少なからず抑えることもできている。

 到着したアパートの下から甥に電話を入れると直ぐに下りてきた。部屋には上がらず、そのまま彼の案内で福岡市内観光が始まった。
 彼はキャンピングカーに初めて乗車するようで、案の定、キャンピングカーとその旅についての質問が始まり、回答内容は準備済みのデータベースの範囲内で収まった。

 最初の行き先は「福岡タワー」で、「ペイペイ福岡ドーム」の横を走って到着。私の住んでいる静岡県西部エリアには「ドーム」なるものはないことから、「福岡ドーム」の大きさに驚いた。加えて、突然目に入った「福岡タワー」の高さにも驚きながら、その近くの有料駐車場に「ジル」を停めた。