世界観
その2
今までやってこられたのは頼りになる人や友達によりかかってのことだった。
その人たちがそういうことができる相手ではなくなったとき、辛うじて知恵を絞りひとりでやるしかない。
去年友達のご主人が亡くなられ、一人で生活をし始めた人がいる。
私は強くもなく根気もないのに、なんとか寂しい思いをさせたくないと、毎日電話を掛けて話すようにしている。
何気ない話をするだけだが、しっかり者の友達は決して私にとって重たい存在ではない。
ふしぎなことに、彼女の口から今まで密に仲良くしていた人たちが毎日入れ替わり立ち代わり電話を掛けてくるという話は聞かない。



