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生き残りへのいたちごっこ

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「まさかのこんな近未来に」
 ということである。
 そもそも、
「近未来」
 ということで、
「未来予想図」
 ということになった
「21世紀」
 というものは、本来であれば、
「タイムマシン」
 であったり、
「ロボット」
 などが開発され、
「空中を車が走っている」
 というものだっただろう。
 危惧されていたことということで、
「核戦争による、地球破壊」
 というものは、今のところ、信憑性は薄いが、
「その代わり、自然破壊によってもたらされた、数100年後の未来」
 ということで考えられた未来が、実は、
「近未来」
 と言われてから、
「数十年しか経っていない状態で実現した」
 ということになり、それこそ、
「自分たちの時代には訪れない」
 とタカをくくっていた、若い連中には、
「逃げることのできない問題」
 ということになるだろう。
 今回の事件は、それらの未来に対しての、
「警鐘」
 ということであり、
「未来に対してなすことへの優先順位」
 というものを実証するためのものだったのだ。
 これを、
「一体誰にたいしての警鐘なのか?」
 というのは難しいもので、
「全人類に対しての警鐘」
 ということになるだろう。
 ただ、実際に、このことが証明されるまでに、このことを分かっている人が皆、
「生き残れることができるであろうか?」
 いわゆる、                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      
「生き残りへのいたちごっこ」
 というものは始まっているのかも知れない。
 ただ、このことが、正しかったのかどうか、
「関係者が皆死んでしまった後においては、すべては、憶測でしかない」
 という言葉を、締めくくる人が、果たしているのであろうか?

                 (  完  )
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