小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

二刀流の行きつく先

INDEX|16ページ/16ページ|

前のページ
 

「なぜ、二人とも同じ動物にならないか?」
 ということで、
「鶴は千年、亀は万年」
 ということであるならば、結局は、先に太郎が死んでしまい、
「乙姫は、相当長い間、一人で暮らしていくことになる」
 ということになるだろう。
 ただ、これも伏線だということになると、
「乙姫は、あと9人、浦島太郎を生むことになる」
 と考えられる。
 この話は、考え方によっては、いくらでも、派生した考え方ができるというもので、そんな発想を、彼は、
「自分の作風をして書いていこう」
 ということで、一種の。
「別の意味でのミステリー」
 ということでの、新しいジャンルを考えることにした。
 それが、今の時代で語り継がれている。
「陰謀論」
 というような話になるのではないか?
 と考えると、
「これこそが自分の作風ではないか?」
 と感じた。
 そして、この発想というのは、
「以前、二刀流ということで、出版社と芸能事務所が画策したことが原因だった」
 ということになるのかも知れないが。
「そのおかげで、俺は、新しいジャンルを生むことができた」
 と考えた。
 それが、一種の伏線回収と呼ばれるもので、
「ただ、これも、俺から生み出されたものではないだろうか?」
 と、ここにきて、それまで忘れていた有頂天が顔を出したのだ。
 ここまでくると、
「有頂天で嫉妬したり、自分が苦しむことはない」
 と感じるようになったのだった。

                 (  完  )
64


作品名:二刀流の行きつく先 作家名:森本晃次