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居なくなった人たち

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その8


子供たちが中学に入学すると、町の学校へ登校することになった。
小さな村の学校とは違い、生徒数も多く教師の目も届かない状態だった。
次女は少しずつ元気を取り戻し、仲のいい友達ができて私も喜んでいた。

二年生になって新学期が始まった直後、学校から帰る早々次女は「もう学校へは行きたくない」と言った。
この原因は当時はわからなかったが、後々或る人から聞いたところによると、同じ組になった商店の娘があの子をいじめたら学校へ来なくなった」と言っていたらしい。

そのようなことはさらさら知る由もなく私も夫も焦りに焦った。
その後のいきさつは長くなるので割愛する。



つづく



作品名:居なくなった人たち 作家名:笹峰霧子