小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

真実と事実の絡み

INDEX|1ページ/17ページ|

次のページ
 
この物語はフィクションであり、登場する人物、団体、場面、設定等はすべて作者の創作であります。似たような事件や事例もあるかも知れませんが、あくまでフィクションであります。それに対して書かれた意見は作者の個人的な意見であり、一般的な意見と一致しないかも知れないことを記します。今回もかなり湾曲した発想があるかも知れませんので、よろしくです。また専門知識等はネットにて情報を検索いたしております。呼称等は、敢えて昔の呼び方にしているので、それもご了承ください。(看護婦、婦警等)当時の世相や作者の憤りをあからさまに書いていますが、共感してもらえることだと思い、敢えて書きました。ちなみに世界情勢は、令和6年5月時点のものです。お話の中には、事実に基づいた事件について書いていることもあれば、政治的意見も述べていますが、どちらも、「皆さんの代弁」というつもりで書いております。今回の事件も、「どこかで聞いたような」ということを思われるかも知れませんが、あくまでもフィクションだということをご了承ください。実際にまだ標準で装備されていないものも、されることを予測して書いている場合もあります。そこだけは、「未来のお話」ということになります。

                 プロローグ

 都心から少し離れた場所ではあったが、ベッドタウンとして結構賑やかな場所であると言われてきたところは、近くに、
「郊外型の大型ショッピングセンター」
 というものがあることで、夜中は、結構賑やかだった。
 今はそんなに遅くまで店をやってはいないが、以前は、午後11時くらいまで、飲食店もやっていたりして、車も多かったりした。
 だが、最近は、次第にひっそりとしてきて、午後10時以降ともなると、交通量お一気に減ってくるようになっていた。
 特に都心部は、その影響が強いようで、
「街を歩いているのは、外人ばかり」
 と言われるようになっていた。
 特に深夜から、早朝にかけてその影響は結構あるようで、昼間から、外人が多いというのは、確かにいわれているようだが、夜はもっとひどく、
「日本人の姿がめっきりと消えて。外人しかいない」
 と言われるようになっていた。
 特に、飲み屋街などは、その影響が強く、ビジネスホテルが乱立しているところは、
「外人が多いことから、おこぼれがいただける」
 という情けない状態から、街自体が、
「外人のための街」
 というような、情けなさになっているということである。
 この影響は、かつては、
「インバウンド」
 などと言われ、政府が、
「金を落としてくれる外人どもを擁護する形で、そんな外人を擁護する形で、政府から補助金が出る」
 などということから、一時期、
「外人ばかりが街に蔓延る」
 ということになっていた。
 今でもその影響はぬぐえないのだが、幸か不幸か、
「世界的なパンデミック」
 ということによって、諸外国が、まるで昔の、
「鎖国政策」
 を取ったことから、外人がいなくなるという、
「浄化」
 に役立ったと言ってもいいだろう。
 しかし、パンデミックが収まったはずのこの日本で、
「海外からの客や人材を受け入れよう」
 ということで、努力はしているが、その努力のせいで、
「街の治安」
 であったり、
「風土や安全が乱される」
 ということから。街の中で、
「外人排斥運動」
 というものを、展開しているというところも少なくない。
 もちろん、大っぴらには、そんなことを声高には言えない。
「腐っても鯛」
 という言葉のように、
「政府に逆らう」
 ということは、小さな会社やお店にはできないということであり、そんなことは、
「お上に逆らう」
 ということで、ひどい目に遭うのは、本人だけでなく、家族や親類、さらには、自分たちを慕ってくれている人たちということであれば、むげにはできないということになるだろう。
 そんな時代において、
「国家に逆らってもいい」
 と思っている人もいて、ただ、彼らは、実に小さな存在であり、力というものもまったくない。
 だからこそ、
「一見、負け犬の遠吠え」
 のように聞こえるのだが。だからこそ、
「何だってできる」
 といってもいいだろう。
 日本政府は、表では、
「外人の就労やビザに関しては、厳しくしている」
 とは言っているが、
「経済の問題」
 もっといえば、裏での、
「自分たちの利益」
 というものを
「何とかしないといけない」
 ということで、
「外人を雇えば、国が補助を出す」
 ということでの、経済復興のための、詭弁を使っているのであった。
 経済復興というもののためには、
「支援金」
 というものの大盤振る舞いをしているのが今の政府である。
 就労などに関しては、
「何かちょっとしたことでも、政府の推し進めていることをやれば、支援金を出す」
 と言っているのだ。
 これはある意味おかしなことで、以前、国家を揺るがす大事件ということで、
「世界的なパンデミック」
 というものが問題になった。
 その時、政府は、
「伝染病の蔓延防止」
 ということで、
「休業要請に応じてくれたら、支援金を出す」
 ということを言っていた。
 日本の場合は、
「有事はない」
 ということで、
「国家が国民の自由を制限する」
 ということはできない。
 ということが、
「憲法で決まっている」
 というのだ。
 だから、あくまでも、他の国で言われるところの、
「ロックダウン」
 と言われる。
「都市封鎖」
 というものを行うことはできなかった。
 だから、
「国民は、政府の体制に対して、休業要請をする」
 ということで、お願いするしかないのであった。
 ただ、外国の場合は、確かに、
「都市封鎖」
 という名目で、
「国家の一大事」
 ということから、国民への強制力を行使することができる。
 しかし、行使され、自由を奪われたところは、
「国からの手厚い支援」
 というものがあるということから、
「政府に従うのも仕方がない」
 ということになるだろう。
 しかし、日本の場合は、
「休業要請」
 という中途半端なことをすることで、
「国民に払うべき支援金を限定できる」
 ということでもあった。
 もちろん、
「休業要請にこたえてくれたところは、支援金を出す」
 ということを公表し、要請はしたのだが、実際に、日本という国は、
「80年以上も戦争というものがなかった」
 という、
「平和ボケ」
 の国である。
 だから、今回のような、
「世界的なパンデミック」
 というものに襲われた時、
「何をしていいのか分からない」
 ということになる。
 本来であれば、
「政府が指導する」
 というのが当たり前のことなのに、その政府が、すっかり腑抜けになってしまい、
「平和ボケ」
 という温床の上に成り立っているのであるから、どうしようもないと言ってもいいだろう。
 それが今の日本という国で、
「要請することができる」
 と言われる、
「緊急事態宣言」
 というものも、つい最近できたというわけで、今から思えば、
「この法律がなければ、果たしてどういうことになっていたか?」
 と考えてしまうのだった。
作品名:真実と事実の絡み 作家名:森本晃次