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自殺菌がかかわる犯罪

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この物語はフィクションであり、登場する人物、団体、場面、設定等はすべて作者の創作であります。似たような事件や事例もあるかも知れませんが、あくまでフィクションであります。それに対して書かれた意見は作者の個人的な意見であり、一般的な意見と一致しないかも知れないことを記します。今回もかなり湾曲した発想があるかも知れませんので、よろしくです。また専門知識等はネットにて情報を検索いたしております。呼称等は、敢えて昔の呼び方にしているので、それもご了承ください。(看護婦、婦警等)当時の世相や作者の憤りをあからさまに書いていますが、共感してもらえることだと思い、敢えて書きました。ちなみに世界情勢は、令和6年4月時点のものです。 旧国鉄のJRは、便宜上、
「国鉄」と表記することもあるので、文脈から、「国鉄なのか、JRなのか?」ということを判断願います。そして、今回は、途中までは、国鉄、最後にはジャーナリストを叩いていますが、「この話の中における真実が最終章で明かされることになります」ということで、最後までご覧いただければ、幸いです。

                 期末期首

 季節は、一番過ごしやすいと言われるであろう。冬から春になる頃、
「学生であれば、受験シーズンから卒業シーズン」
 社会人であれば、
「転勤シーズン」
 ということで、何かとあわただしい季節だと言ってもいい。
 ただ、
「時候的には過ごしやすい」
 と言われるかも知れないが、全員ではなく一部の人間にとっては、
「これほど、嫌な時期はない」
 と言われるかも知れない。
 その理由としては、
「花粉症」
 なる、アレルギーが社会問題となっている。
 今では、
「いつ誰が発祥しても不思議ではない」
 ということであったが、研究は行われたりしたが、実際に、
「花粉症」
 という言葉で認識され、実際に社会問題として浮上してきたのは、1980年代後半であった。
 つまりは、
「昭和末期から、平成初期からのアレルギー疾患である」
 と言ってもいいだろう。
 症状としては、
「目のかゆみ」
「鼻のつまり」
「咳、鼻水」
 などがあり、そのために、意識が朦朧としてきたりするのである。
 まるで、
「ずっと微熱が続いている」
 という感覚で、実際に熱があったりするわけではないので、初期の頃は、花粉症と言っても、なったことのない人間には、その苦しさが分かるわけもなかった。
「風を引いているわけでもないのに、そんなに仕事や勉強をさぼりたいのか?」
 と言われることもあったようで、そもそも、
「花粉がどのような影響を示すというのか?」
 ということで、上司や先生に、患者がいない限り、そう簡単に、認められるものではなく、症状があって、訴える人は、白い目で見られたりしたものだった。
 今でこそ、
「花粉症の時期」
 ということで、花粉症の人の苦しさは、なったことのない人間でも、分かってあげないといけないという風潮になったことで、ある意味、花粉症患者は、
「市民権を得た」
 と言ってもいいかも知れない。
 それも、テレビのニュースなどで、
「花粉症の時期がやってきました」
 と言って、映像に、
「スギ花粉が舞っている」
 という光景が映し出されると、思わず、
「うわっ」
 という叫び声が、聞こえてくるようだ。
 しかし、この叫び声を挙げている人は、実際に花粉症を患っている人よりも、
「今までに発症したことがない」
 という人に多いかも知れない。
 それは、
「発症したことがないだけに、思わず声に出してしまうほどの花粉に、埃がまっている時を見せつけられたようで、花粉というよりも、埃を連想させられたという感覚が、思わず声を出させるのであろう」
 ということであった。
 そもそも、花粉症の人間は、その埃のようなものを、最初から、
「花粉だ」
 ということで認識するので、
「そのひどさを本当に認識して、声も出ない」
 ということになるのであった。
 そんな花粉症に悩んでいる人は、
「思わず頭がボーっとしてしまうので、この時期、予期せぬ事故や事件が起こっても仕方がないのかも知れない」
 と思っている人も少なくないだろう。
 実際に、
「この時期になると、電車で人身事故も多い」
 と感じていた。
 ただ、
「人身事故というのは、そのほとんどが、自殺ではないか?」
 ということを考え。そもそも、
「自殺したくなるというのは、それだけ意識が朦朧しているから」
 ということも言えるのではないだろうか?
 最近は、あまり聞かなくなったが、冬の時期というと、こちらも大きな問題として、伝染病でもある、
「インフルエンザ」
 というものが、大きな社会問題になっているということは、誰でも意識していることである。
「季節性の伝染病」
 ということで、冬の時期、主に爆発的に流行し、
「学級閉鎖」
「学校閉鎖」
 などというものが、全国的に頻繁になり、秋口から、その予防接種というものが行われるということであった。
 このインフルエンザの予防接種というのは、ある意味、
「博打のようなものだ」
 と言われている。
 というのは、
「インフルエンザというものには、いくつかの種類があり、その年の冬に流行するのが、どのインフルエンザなのかということは、正直、予防接種を作る段階では、想像もつかない」
 要するに、
「流行ってみないと分からない」
 というわけで、過去の気象状況であったり、前後の年の気象状況によりの流行などを統計学的、そして医学的に調査して、その予想を元に、決定されるということになり、
「慎重に調査を行う」
 ということであるが、結局は、博打のようなものだということであろう。
 そして、インフルエンザには、特効薬と呼ばれるものがある。
 「タミフル」
 などがその例であるが、今でこそ、そんなに騒がれることはなかったが、
「タミフル」
 という特効薬は、十数年前には、大きな問題を抱えていた。
 それが、
「その副作用によって意識が朦朧としてくるということで、無意識のうちに、マンションから飛び降りてしまう」
 ということであった。
 そのため、一時期、未成年に対しては、
「使用禁止」
 に近い蘇飛として、
「使用制限」
 さらには、
「副作用懸念による異常行動が起こらないように」
 あるいは、
「起こっても、事故につながらないような措置」
 というのが、指導されることになるというわけであった。
「インフルエンザなどの伝染病の恐ろしさ」
 であったり、
「その特効薬などの薬による副作用からの異常行動」
 というものが、どのような状況をもたらすか?
 ということを考えると、その後に起こった、
「世界的なパンデミック」
 による、ワクチン問題が、大きな波紋を残したというのも、よくわかるというものだ。
 特に、よく言われたのが、
「陰謀論」
 というものであった。
「パンデミックを利用しての、利権の問題」
 というものが、
「薬品会社と、政府との癒着に絡む」
 ということが叫ばれるようになったのだ。
 本来であれば、
作品名:自殺菌がかかわる犯罪 作家名:森本晃次