対となる能力
この物語はフィクションであり、登場する人物、団体、場面、設定等はすべて作者の創作であります。似たような事件や事例もあるかも知れませんが、あくまでフィクションであります。それに対して書かれた意見は作者の個人的な意見であり、一般的な意見と一致しないかも知れないことを記します。今回もかなり湾曲した発想があるかも知れませんので、よろしくです。また専門知識等はネットにて情報を検索いたしております。呼称等は、敢えて昔の呼び方にしているので、それもご了承ください。(看護婦、婦警等)当時の世相や作者の憤りをあからさまに書いていますが、共感してもらえることだと思い、敢えて書きました。ちなみに世界情勢は、令和6年4月時点のものです。
季節の一年間
昨日まで降っていた雨も、今朝から上がったことで、最近生暖かった夕方が、すっかり寒さが戻ってきたのか、その影響からか、朝から、まるで吹雪であるかのように、風が吹き荒れていた。
暖かい日と、寒い日が、一週間単位で繰り返させる、いわゆる、
「三寒四温」
と呼ばれるのは、ちょうど、今くらいの時期だと言ってもいいだろう。
寒さと温かさが交互に襲ってくるということは、それだけ気温差も激しいということであり。それが、
「一日の中での気温差」
というものと、
「日別単位で気温差がある」
ということの両方である。
雨が降る日は、最低気温と最高気温の差がそんなになく、晴れた日は、その差は十度以上ということも、当たり前のようにあったりするのだった。
その差の激しさを証明するかのように、風が強い日が多い。
「春の嵐」
などと言われ、ひどい時には、まるで台風なみの嵐になることもあった。下手をすれば、
「看板が落下してきたり、木の枝が折れる」
というほどの被害が起こったりしていた。
特に今年はその傾向が強く、一日の気温差の激しさ、そして、日別の気温差というのも、あからさまだったりする。それだけ、異常気象として、激しい年だといえるのではないだろうか?
春の、梅や桜の時期というと、
「一年で一番時候的には過ごしやすい時期」
ということであるこの時期は、
「桜が散って、五月晴れの時期くらいまでかな?」
という時候の良さであるが、そこからは、じめじめした梅雨がやってきて、梅雨も末期に入ってくると、ここ数年は、毎年のように、水害というものに見舞われるようになってきた。
その理由としては、
「線状降水帯」
というものが現れてきたからだった。
「その一帯に、集中的に雨を降らせるもので、長時間、その場所に停滞している」
ということで、洪水などの被害に見舞われるというのだ。
しかも、気象庁などでも、その発生を予測することは、今はまだ困難ということで、いったんできてしまうと、予想できていないだけに、被害は免れないということになるのであった。
梅雨末期というと、時期的には
「六月下旬から、七月上旬」
というところであろうか、半月くらいは、水害に注意しないといけない時期に当たっているのであった。
そんな時期を過ぎると、基本的に、
「梅雨明け」
ということになる。
すると、今度は、打って変わって、ジリジリとした暑さが襲ってくる時期で、
「夏本番」
というものを迎える時期になるのであった。
特に、最近の夏の暑さはハンパないくらいで、その暑さも、昔と明らかに変わってきている。
その証拠に、
「熱中症」
と呼ばれる、昔はなかったものが出てきたということであった。
昔言われていたのは、
「日射病」
と言われるものであった。
日射病というのは、読んで字のごとしということで、
「直射日光が頭に降り注いで、頭痛などをもたらす」
ということであった。
だから、その被害を防ぐという意味で、帽子をかぶったりして、予防をしていたものだった。
だが、今言われる熱中症というのは、
「熱が身体の中にこもってしまう現象をいうのであり、その現象は、夜であっても、部屋の中であっても発症する」
ということであった。
昔であれば、
「クーラー病に罹るので、なるべくクーラーはつけない方がいい」
と言われていたが、今では、
「暑い時は、我慢せずに、エアコンを使う」
ということを、世間では奨励している。
それだけ、今と昔とでは、
「暑さ」
というものの基準が変わってきているということで、気温という意味でも、昔であれば、暑くても、三十三度くらいがいいところで、三十五度などありえないと言われている事態があった。
何といっても、
「クーラーなどない時代に、昔の人は生活していた」
ということからであった。
熱中症などというようなものもなく、
「敵は直射日光」
ということで、
「日射病を防ぐ」
ということが問題だったと言ってもいいだろう。
お盆をピークに、夏の暑さの猛威は、どんどん下がってくると言われるが、今の時代は、
「九月に入っても、平気で三十五度以上という気温は普通にあったりする」
と言われている。
ただ、この季節になると、もう一つ問題があり、それが、
「一年で一番台風がやってくる時期」
ということであった。
台風ともなると、最近では、梅雨の終わりの
「水害」
というものが、猛威を振るっているので、目立たなくなったが、それでも、相変わらず台風の猛威はすごいものであった。
それでも、
「この時期が過ぎれば、あとは過ごしやすい秋がやってくる」
ということであったが、最近の秋というのは、
「なくなってしまった」
と言われるほど、時期が短く、気が付けば、木枯らしが吹く冬の到来が近づいていると言われる時期に差し掛かっているのだった。
そして、冬を迎えることになるのであった。
そういう意味で、
「一年で一番過ごしやすい時期」
というと、
「春先の今の時期ではないか?」
と言われるのだろうが、ところがどっこい、この時期は、意外とそうでもないのであった。
というのは、この時期には、
「中国から、黄砂というものが飛来する」
という時期であり、さらに、
「花粉症というものが猛威を振るう時期」
ということであった。
この花粉症というのも、昔からあったというわけではない。
ただ、目立たないまでも、実はあったのかも知れないが、
「いつ誰がなるか分からない」
というほどになったのは、
「昭和の末期」
くらいからであろうか。
熱中症というものは、もっと新しいものであるが、それだけに、
「花粉症というのは、昔からあった」
と思っている人は結構いることであろう。
そうなると、
「一年のうちで、過ごしやすい時期」
というのは、実際に過ごしやすいというよりも、
「他の時期に比べて、比較的過ごしやすい」
という比較対象の上での過ごしやすさということになるのであろう。
しかも、季節を、
「月単位」
で考えてみると、
「毎年のように、微妙に違っている」
と言ってもいいだろう。
「今年の夏は長かった」
であったり、
「今年は、夏が遅かった」
という言い方をしたりすることで、結果として、
「秋がなかった」
季節の一年間
昨日まで降っていた雨も、今朝から上がったことで、最近生暖かった夕方が、すっかり寒さが戻ってきたのか、その影響からか、朝から、まるで吹雪であるかのように、風が吹き荒れていた。
暖かい日と、寒い日が、一週間単位で繰り返させる、いわゆる、
「三寒四温」
と呼ばれるのは、ちょうど、今くらいの時期だと言ってもいいだろう。
寒さと温かさが交互に襲ってくるということは、それだけ気温差も激しいということであり。それが、
「一日の中での気温差」
というものと、
「日別単位で気温差がある」
ということの両方である。
雨が降る日は、最低気温と最高気温の差がそんなになく、晴れた日は、その差は十度以上ということも、当たり前のようにあったりするのだった。
その差の激しさを証明するかのように、風が強い日が多い。
「春の嵐」
などと言われ、ひどい時には、まるで台風なみの嵐になることもあった。下手をすれば、
「看板が落下してきたり、木の枝が折れる」
というほどの被害が起こったりしていた。
特に今年はその傾向が強く、一日の気温差の激しさ、そして、日別の気温差というのも、あからさまだったりする。それだけ、異常気象として、激しい年だといえるのではないだろうか?
春の、梅や桜の時期というと、
「一年で一番時候的には過ごしやすい時期」
ということであるこの時期は、
「桜が散って、五月晴れの時期くらいまでかな?」
という時候の良さであるが、そこからは、じめじめした梅雨がやってきて、梅雨も末期に入ってくると、ここ数年は、毎年のように、水害というものに見舞われるようになってきた。
その理由としては、
「線状降水帯」
というものが現れてきたからだった。
「その一帯に、集中的に雨を降らせるもので、長時間、その場所に停滞している」
ということで、洪水などの被害に見舞われるというのだ。
しかも、気象庁などでも、その発生を予測することは、今はまだ困難ということで、いったんできてしまうと、予想できていないだけに、被害は免れないということになるのであった。
梅雨末期というと、時期的には
「六月下旬から、七月上旬」
というところであろうか、半月くらいは、水害に注意しないといけない時期に当たっているのであった。
そんな時期を過ぎると、基本的に、
「梅雨明け」
ということになる。
すると、今度は、打って変わって、ジリジリとした暑さが襲ってくる時期で、
「夏本番」
というものを迎える時期になるのであった。
特に、最近の夏の暑さはハンパないくらいで、その暑さも、昔と明らかに変わってきている。
その証拠に、
「熱中症」
と呼ばれる、昔はなかったものが出てきたということであった。
昔言われていたのは、
「日射病」
と言われるものであった。
日射病というのは、読んで字のごとしということで、
「直射日光が頭に降り注いで、頭痛などをもたらす」
ということであった。
だから、その被害を防ぐという意味で、帽子をかぶったりして、予防をしていたものだった。
だが、今言われる熱中症というのは、
「熱が身体の中にこもってしまう現象をいうのであり、その現象は、夜であっても、部屋の中であっても発症する」
ということであった。
昔であれば、
「クーラー病に罹るので、なるべくクーラーはつけない方がいい」
と言われていたが、今では、
「暑い時は、我慢せずに、エアコンを使う」
ということを、世間では奨励している。
それだけ、今と昔とでは、
「暑さ」
というものの基準が変わってきているということで、気温という意味でも、昔であれば、暑くても、三十三度くらいがいいところで、三十五度などありえないと言われている事態があった。
何といっても、
「クーラーなどない時代に、昔の人は生活していた」
ということからであった。
熱中症などというようなものもなく、
「敵は直射日光」
ということで、
「日射病を防ぐ」
ということが問題だったと言ってもいいだろう。
お盆をピークに、夏の暑さの猛威は、どんどん下がってくると言われるが、今の時代は、
「九月に入っても、平気で三十五度以上という気温は普通にあったりする」
と言われている。
ただ、この季節になると、もう一つ問題があり、それが、
「一年で一番台風がやってくる時期」
ということであった。
台風ともなると、最近では、梅雨の終わりの
「水害」
というものが、猛威を振るっているので、目立たなくなったが、それでも、相変わらず台風の猛威はすごいものであった。
それでも、
「この時期が過ぎれば、あとは過ごしやすい秋がやってくる」
ということであったが、最近の秋というのは、
「なくなってしまった」
と言われるほど、時期が短く、気が付けば、木枯らしが吹く冬の到来が近づいていると言われる時期に差し掛かっているのだった。
そして、冬を迎えることになるのであった。
そういう意味で、
「一年で一番過ごしやすい時期」
というと、
「春先の今の時期ではないか?」
と言われるのだろうが、ところがどっこい、この時期は、意外とそうでもないのであった。
というのは、この時期には、
「中国から、黄砂というものが飛来する」
という時期であり、さらに、
「花粉症というものが猛威を振るう時期」
ということであった。
この花粉症というのも、昔からあったというわけではない。
ただ、目立たないまでも、実はあったのかも知れないが、
「いつ誰がなるか分からない」
というほどになったのは、
「昭和の末期」
くらいからであろうか。
熱中症というものは、もっと新しいものであるが、それだけに、
「花粉症というのは、昔からあった」
と思っている人は結構いることであろう。
そうなると、
「一年のうちで、過ごしやすい時期」
というのは、実際に過ごしやすいというよりも、
「他の時期に比べて、比較的過ごしやすい」
という比較対象の上での過ごしやすさということになるのであろう。
しかも、季節を、
「月単位」
で考えてみると、
「毎年のように、微妙に違っている」
と言ってもいいだろう。
「今年の夏は長かった」
であったり、
「今年は、夏が遅かった」
という言い方をしたりすることで、結果として、
「秋がなかった」