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令和七年随想録

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その3


やるべきことは沢山あって、その一つWEB上でのことは毎日或いは数日おきにこなしている。
又家屋敷の管理はそれぞれに相応しい人に依頼して処理をしている。その度に費用も出て行くが大きな支出ではないのでなんとかやりくりしながら修復したり、敷地内の庭木は最小限の回数で剪定をする。

去年は貸している店舗から雨漏りがすると言ってきたので、管理を依頼している人のツテで板金屋に修理をしてもらった。CDの店舗なので建物内には商品がぎっしり詰まっているから一刻も早く修復しないと商売に影響することを思い、できるだけ急いでもらった。

昼間は営業しているので夜間に幕を張り作業が行われた。無責任なことに夜なので私は一度も現場に行っていないのだが無事終えることができたときはほっとした。
修理費がいくらかかるか、相当な金額を覚悟していたがそれほどでもなく、保険屋さんに見積もってもらい全額保険内でまかなえた。災害時の保険はずっと払い続けていて一度もその必要はなかったがこんなときには助かるものだ。

そんなこんなで家屋敷内のあちこち、借地のあちこちに掛かる費用をまかなってなんとか無事に暮らせる日常である。それらのことに関しては目的が決まっているので「不安」は感じていない。

物事を依頼する人物がそれぞれに決まっていれば、他人の尽力でなんとかなるものだ。連れ合いが生存中は関与しなかったことを今自分が当たり前のようにやれているのは、そのやり方をずっと見て来たからだ。先方にとっては収入源なので快く引き受けてくれるが、私にとっては彼らあってのことなので感謝している。

作品名:令和七年随想録 作家名:笹峰霧子