蔓延と慢性
「今の時代には、その伝染から、精神疾患が蔓延している」
ということになるのだろう。
精神疾患が蔓延するということで、社会的に、そして時系列で、
「犯罪が多様化」
ということが起こったり。
「科学捜査が発展して、できるトリックが限られてきた」
ということであっても、実際の犯罪が減ってくるということも、ミステリー小説が、ジャンルとして作品が少なくなってくるということもない。
逆に、
「バリエーションを広げれば、いくらでも書くことができる」
ということであり、
「それを実際の犯罪が証明している」
ということになるだろう。
もっと言えば、
「犯罪というものが、精神疾患によって、増えてきている」
ということで、
「慢性化している」
ともいえるのではないだろうか?
これは、離婚問題にも言えることで、
「そもそも、離婚するということは、何かの歯車が狂ったからだ」
と思っているかも知れないが、実際には、
「何かの伝染病のようなものがあって、それに犯された人間が、離婚する」
という考え方も、都市伝説としてありそうな気がする。
だとしても、
「離婚というものを、精神疾患を理由にしてもいいのだろうか?」
ということである。
もしそれを理由にするのであれば、
「だったら、最初から結婚などしなければいい」
ということになる。
そう、
「結婚というものは、最初が100という完璧なものでなければいけない」
ということになるのかも知れない。
「限りなくゼロに近い」
ということが無限につながるということで、
「100というものも、なってしまうと、無限ではない」
という考え方になるのであり、
「最初から100でないといけない」
というのが結婚だとするならば、
「それは、無限ではない」
ということになり、
「死ぬまで一緒に」
という
「永遠の愛」
というものは、最初から存在していないということになるのではないだろうか?
となると、
「どこで妥協するか?」
というのが、
「結婚して、そこから、結婚生活を続けていく」
ということであり、
「最初から矛盾なのが、結婚だ」
ということになる。
そうなると、
「結婚を続けていく秘訣は?」
ということになり、結論は、
「慢性化させることだ」
ということで、そこで初めて、
「慢性」
あるいは、
「惰性」
というものは生きてくることになるのだ。
世界はそこかすべてに、
「精神疾患というものが蔓延し」
さらにそれが、
「慢性化する」
という、
「蔓延とは途中経過であり、慢性化というのは、飽和状態だ」
ということになるのであろう。
( 完 )
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