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㊙ 未知ワールドへ、ようこそ! 第1話 ㊙根暗出る樽 渓谷

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 1.売り出す時、『未知ワールドへ、ようこそ!』と、その各プラン、例えば『根暗出る樽渓谷』、それらの冠に『㊙』を付けること
 2.それぞれのプランを訪ねた人は、見たこと、聞いたこと、体験したことを他言しない、またSNSに載せない、つまり世間に暴露しないこと
 3.『㊙ 未知ワールドへ、ようこそ!』の参加者数は年間100人まで。ただしプランは非常に価値があるため、料金は1プラン当たり1人30万円以上とすること
 4.プラン1の『㊙ 根暗出る樽渓谷』の場合
   ネアンデルタール人が今も生きてることをホモ・サピエンスの皆さまに徐々に知ってもらうという、私どものプロジェクト相当と考え、掛かるコストは私どもが50%負担致します。
   さらに他プランを含めた本プロジェクトに対し、そこのケチな投資家・ヤッチンと少し違うと思いますが、5千万円、無利子、無催促、無期限で投資します。
 5.10万年前、ネアンデルタール人とホモ・サピエンス間で交雑がありました、ひょっとして奈那さんと私は遠い親戚かも知れませんね。従って出来るだけの応援をさせて下さい。
 6.最後に、そこの出来の悪い部下、ヨッチンとヤッチン、この二人を本プロジェクト推進に耐えられるよう『キッツク』教育すること

「さあ奈那さん、1千年先を行く私どものこの6つの提案が飲めれば、貴女の父、金太郎さんのたっての願い、<未知ワールドを訪ねてみたい>、それが叶います、さあ、お嬢さま、ご決断を!」
 こう迫られた奈那ちゃん、満面の笑みを浮かべ返答しました。
「まことにごもっともで、ありがたいご提案、一字一句異存はございません、ご提案をお受けさせてもらいます」と。