悠々日和キャンピングカーの旅:⑪信州の旅
■私のキャンピングカーの紹介
私の愛車は、バンテック社のキャブコンタイプ(※)のジル(車名、以降「ジル」)で、2800ccディーゼルターボ、定員は10人、就寝人数は5人だ。ひとり旅ならば、有り余るほどの余裕があり、快適な旅が可能だ。
※キャブコンとは、「キャブコンバージョン」の略で、荷台のないトラックのキャブと呼ばれる運転席部分を残して、その後方に、居住スペースのシェルを乗せ、運転席部分と一体化したキャンピングカーを指す。私の愛車の「ジル」の場合、その居住スペースはキッチン付きのリビングルーム(ダイネットという)、トイレやシャワールームもあり、運転席の上は、大人が2名ほど就寝できるバンクベッドになる。以上から、小さなワンルームマンションと言えばたいへんおこがましいが、要素的・機能的には、ほぼそれに近いと私は思っている。このベース車はトヨタのトラックの「ダイナ(トヨエース)」で、キャンピングカーの雑誌によると、荷台を取り除いたダイナをキャンピングカー専用として開発された部分もあるとかで、その車名が「カムロード」といい、多くのキャブコンは、このカムロードをベース車にしている。ちなみに、キャンピングカーの製造業者を「ビルダー」と呼ぶ。
中古で購入した「ジル」のこれまでのDIYは、TVとビデオの取り付け、地デジアンテナの取り付け、蛍光灯をLEDライトに交換、カーテンの取り付け、調味料などを置くためのキッチン棚の取り付け、サブバッテリーの電圧計の追加、ラジオアンテナの取り付け、経年劣化していた装備の交換(ポンプ、フォーセット(蛇口)、窓のウィンドウステー)、それにタイヤの交換、バンクベッドに登るハシゴ作りなどで、次第に、「私仕様のキャンピングカー」になりつつある。
作品名:悠々日和キャンピングカーの旅:⑪信州の旅 作家名:静岡のとみちゃん