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静岡のとみちゃん
静岡のとみちゃん
novelistID. 69613
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悠々日和キャンピングカーの旅:⑪信州の旅

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 係員が駐車場に招き入れてくれたが、受付の女性からは、コロナ禍の今、見学はできない旨の説明があった。道でのUターンはできないので、駐車場に招き入れたのだろう、親切な対応に感謝。

 そのあと、道の駅「はくしゅう」に立ち寄った。
 前回の妻との「キャンピングカーの旅」の際は、駅舎の閉店後に着き、開店前に発ったので、今回はしっかりと駅舎の中に入った。売店は充実しており、レストランもそこそこのレベル。何も買わなかったが、駅舎の前には、名水「南アルプスの水」が湧き出ていて、それをペットボトルで汲んできて、その水を沸かしてカップ麺を作って、ビタミン入りの竹輪の最後の2本も食べた。

 昼食後は、この道の駅から自宅までは一気に走ることにした。
 幹線道路のR20からR52のルートではなく、南アルプスの北端の甲斐駒ヶ岳の麓あたりから、その先は南アルプスの前衛峰の鳳凰三山の麓を走り抜ける信号の少ない県道12号を選んだ。
 南アルプス市街を通過する際は、以前より信号の数が増えたように感じた。少しのんびり走れる県道ではあったが、ショートカットの時間的なメリットはもうなさそうだ。
 R52に合流する地点は、北西からの釜無川と北東からの笛吹川が合流して富士川になるポイントの近くだ。

 ここから南側は今、中部横断自動車道が建設中で、かなりの無料区間ができるとのことで、その開通が待たれる。(本紀行文執筆中の2024年7月現在、中部横断自動車道の南側は、新東名の清水JCTから中央道の双葉JCTまで開通済で、その中の富沢ICから六郷ICまでが無料区間、この無料区間はたいへん助かる。できれば、北側にもう1区間、無料区間を延長して欲しい)

 富士川に沿って走るR52で南下を続けた。気が付くと早川を渡っていた。
 この早川沿いに遡れば、南アルプスの白根三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)への登山口があり、その先は、自然保護のため、1年を通して通行止めになっている・・・、そんなことを思いながら、ふと思ったのは、この地点から南アルプスの反対側はどこになるのだろうと思いながら、さらに南下を続けた。
 自宅に戻ってから、ロードマップを見ると、R152が通行止めになっていたため、やむなく飯田盆地に下ったトンネルのあたりだった。

 やがて、山梨県と静岡県の県境を通過して、最後の峠を越すと、R52の駿河湾に向かっての下りになった。JR東海道本線の跨線橋を渡り、R1に合流した。間もなく、清水港の興津埠頭が見えてきた。
 そのあとは、静岡県の西部に向かって、バイパスが繋がるR1(静清(せいしん)、岡部、藤枝、島田金谷、日坂、掛川)をひたすら走った。やがて自宅に到着。7泊8日の「キャンピングカーの旅」が終わった。