悠々日和キャンピングカーの旅:⑪信州の旅
■紀行文の執筆を終えて
自宅を出発してから今回も、「旅のテーマ」を決めなかったことに気付き、旅の中で見つけようと決めたが、そのことをすっかり忘れたまま、旅が終わってしまった。
そこで、紀行文の執筆が終わった今、その内容から逆算(?)して「旅のテーマ」を考えたところ、「夏のスキー場めぐりで何思う」が相応しい気がした。
ところが、旅に出掛ける前に「旅のテーマ」を決めてしまうと、その所縁(ゆかり)の地ばかりが気になり、私のこれまでの旅スタイルの「気ままな旅」が「気ままだが、少し束縛されてしまう旅」になってしまいそう。
そこで、今回の「旅のテーマ」をもう少しざっくりと考えた「夏のスキー場めぐり」のレベルならば、束縛されるレベルが軽減しそうだ。
そこまでこだわらなくていいのでは・・・、Let it be. そう、「なすがままに」が結論になりそうだ。
「キャンピングカーの旅」の紀行文を執筆したことで、今回も、旅の整理ができた。
その結果、行きそこなった場所や食べそこなった名物に気付き、夏の景色を見たならば、今度は、秋の季節にもう一度行ってみようとか、次の旅に思いを馳せてしまった。
加えて、長い時間が経過しても、今回の旅のことをしっかりと辿ることができるようになったのは嬉しい。10年後も20年後も、それは可能だ。
さすがに20年後は、今のペースでの旅はできないのかもしれない。
その時は少し残念そうに、私のセカンドライフの前半は楽しかったと、ひとり呟いているのかもしれない。いやいや、それまでの紀行文をじっくりと読みながら、撮った写真を眺めれば、脳内でもう一度、その「キャンピングカーの旅」をやっているのかもしれない。
紀行文を書いて残すことは、良いこと尽くめだ。
■旅のメモ
・2021年7月20日~27日(7泊8日)
・同行者:なし(ひとり旅)
・キャンピングカー:バンテック社のキャブコンの「ジル(Zil)」
・走行距離:1,420km
・立ち寄った道の駅:14駅
・立ち寄った温泉:4ヵ所
・旅の費用:41,158円
作品名:悠々日和キャンピングカーの旅:⑪信州の旅 作家名:静岡のとみちゃん