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静岡のとみちゃん
静岡のとみちゃん
novelistID. 69613
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悠々日和キャンピングカーの旅:⑪信州の旅

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 コーヒーとポテトチップスで一息ついたものの、やはり空腹を感じた。
 こんな疲れた日の晩ご飯は「肉」がいい。もう一袋あるジンギス(マトン)に、なめこを入れた炒め物、冷蔵庫には豆腐があったので、ネギもショウガもないが、冷ややっこ。ジンギスカンはかなりの量だったので、冷蔵庫の中に保冷していた白米は食べなかったが、腹の底からエネルギーが湧いてきそうな晩ご飯になった。

 ところで、戸隠の読み方をまだ知らなかった頃、「とがくれ」と読んでしまい、友人にバカにされてしまったが、お蔭で、正しい読み方を知った。ところで、今日、二つ目になるが、この戸隠も妙な地名だと思い、ネットで調べたところ、以下の説明が載っていた。
 日本神話で有名な天照大神(あまてらす おおみかみ)が、天の岩屋(現在の宮崎県高天原)に身を隠したとき、無双の神力を誇る天手力雄命(あまのたぢから おのみこと)がその岩戸を投げ飛ばし、信州の山深くに達して、その地を「戸隠」と呼ぶようになったと「古事記」に記されているとのこと。
 それにしても、いきなり岩戸が落ちてきたところの人にとっては、天と地がひっくり返るほどの驚愕で、たいへん迷惑だっただろう。それを鎮めるために神社を建立した・・・?

 晩ご飯のあと、旅のルーティーン作業の今日の「旅のメモ」を書いている時、八方尾根でのパラグライダーのタンデムフライトに乗らなかったことを後悔した。自前のパラモーターで、今度、飛ぶことばかり考えていたから忘れたのだろう。もったいないことをしてしまった。

 そして、もうひとつのルーティーンの「明日の計画づくり」は、北信の山々を見ながらの湖めぐりで、車中泊の場所は斑尾高原(まだらおこうげん)あたりに決めた。

 窓のカーテン越しに吹き込む夜風が涼しくなった。いや、涼し過ぎる。ここは標高1,200m。今夜は、布団を掛けて寝ることになるのだろう。そう思いながら、バンクベッドに上がった。