糖質カットダイエット(続・おしゃべりさんのひとり言128)
糖質カットダイエット
僕はケーキが好きです。
ショートケーキ1個ぐらいじゃ満足できません。
バースデーケーキみたいなのをワンホール、一人で食べることもよくあります。
実際、妻がよくケーキを焼いてくれるので、ま、月に一回くらい、そんなことが。
・・・って、話をすると、皆「ええ~!」って驚かれて、「体に悪いです! 気を付けた方がいいですよ」って言ってくれますね。
でもご安心を、ちゃんと気を付けていますよ。
ケーキが好き(と言うより和菓子とかも好き)だから、普段から甘いものは飲みません。
???・・・どういうことか解る?
ジュースやコーラ、甘い缶コーヒーとか、一切飲まないようにしてるんです。
理由は、ケーキより清涼飲料水の方が、断然砂糖の濃度が高いからです。
僕からしたら、それを毎日飲んでる人の方が「気を付けた方がいいですよ」
ここで問題:
ペットボトルのジュース1本に、ショートケーキ何個分の砂糖が入ってるでしょうか?
※答えはこのひとり言の最後に。
つまり僕は、使われてる砂糖の量がハンパないってことを知って、生活トータルで糖質の摂取量をちゃんと計算してコントロールしているんです。
(注:ケーキには砂糖以外に脂肪分も多いから、別のコントロールも必要ですよ)
そんな僕の糖質コントロールの極端な例をご紹介します。
昔、京都の病院の先生がダイエットの本を書くから、挿絵を描いてくれる人を探してるって、ボスの伝手から紹介されたことがあったけど、その頃の僕は手書きのイラストレーターとして限界を感じてて、後輩にその仕事を譲ったことがあった。
そのダイエット本は『糖質カット』がテーマで、そこそこ売れたんだけど。
さて、その糖質カットという試みには僕も興味があって、管理栄養士の妻の指導のもと、出版された本を参考にやってみることにしたんだ。
それで、ご飯食べない。麺類食べない。パン食べない。ポテチや煎餅もNG。果物やジュースも我慢。更に禁酒。甘いもの好きの僕なのに、砂糖は一切抜き。
とにかく糖質(糖類、炭水化物)のすべてを、妻が完璧に食事から排除してくれる。
そうまでして何を目指すダイエットなのか?
太ってる人が痩せようとするのがダイエットだと思うでしょ。
少なくとも(日本人はそう思ってる)と僕は思う。
でも『ダイエット(diet)』って言葉は、痩せるための行動じゃなく、バランスのいい食事すること自体を指していて、その意味は『食事療法』と訳すのが適切かもしれない。
僕の場合痩せる必要なんてないから、体質改善に期待したんだ。
そもそも、そんなダイエットをする意味が解らない人のために、少しだけ解説しておくと、「甘いものは別腹」って言うよね。
しかもご飯なんて、アベレージな日本人なら、いくらでも食べられる。
これって、所謂「糖質に支配されてしまってる状態」なんだってね。
穀物なんかの炭水化物は糖類と同じ栄養素。つまりご飯を食べるのは、砂糖をお茶碗でかき込んで食べるのと同じようなことだ。だってサトウキビはイネ科なんだもん。
脳ミソの栄養は糖分なんで、脳が人間の意識とは別に糖分を求めて、人に糖質を取らせようと仕向けてるんだとしたら、結構オカルトじゃん。
それにお米や小麦、イモ、トウモロコシのような炭水化物は、五大栄養素の一つとして数えられてるから、体の為にいくら食べても良さそうな気がしてしまう。
美味しい料理の締めに、お茶漬けや雑炊。お酒の後のラーメン、デザートにプリンなんて、不要な食事かもね。
「いやいや、その時の満足感が・・・」って言うのなら、それこそ脳ミソにそう思わせられてたりして。
※ 五大栄養素は、糖質、脂質、タンパク質、ミネラルにビタミン。それに人体に必要な必須栄養素として食物繊維を加えることもある。あと水は言わずもがな。
痩せてる子がいると「あんた、栄養が足りん。ちゃんとごはん食べな!」と言われるイメージあるでしょ。
この場合の『ごはん』は『ご飯(お米)』じゃなく、『食事』全般のことで、意味合いとしては、「もっと栄養を摂りなさい」って意味なんじゃないですか?
そう『栄養』ですよ。この日本語が曖昧なんで誤解してしまうんですけど、本来ミネラルやビタミンをしっかり摂るべきで、糖質や脂質は少し控えたい(摂り過ぎたくない)栄養素ですよね。
妻はよく『現代人は栄養過多で栄養不足』って話を、健康セミナーで講演してました。
解りやすく言うと、「現代の食事には、糖質、脂質、動物性タンパク質ばかり多く含まれていて、ビタミン、ミネラル、食物繊維が少な過ぎる」ってことだ。
そのうちの一つの糖質を、極限にまで制限して「糖質に頼らない体づくりを目指そう」なんて試みが『糖質カットダイエット』と言う訳です。
僕はそれを実践してみました。