認知症に遠い心の持ち方
その2
そういう昨日の一日だったのでその気持ちを夜まで引きずり嫌な気分で一夜を過ごした。これまでは、一生懸命やってきたことはそれなりの評価を受けるのが当たり前という気がしていたので、劣等生になる気持ちはわからなかった。
ネットでは勝手に書いてだめならやめても良いのでダメージは受けないが、実生活では即、退会というわけにはいかないので簡単には割り切れない。会をやめたら今以上にすっかり忘れられる存在になるわけで、少しでも未練があれば末席ながらも居たほうが良いかとか、衝動的な判断をするのは一旦置いてゆっくり考えようということで自分を納得させた。
作品名:認知症に遠い心の持ち方 作家名:笹峰霧子