認知症に遠い心の持ち方
その5
独り暮らしだと毎日の天候に気分が左右されます。部屋の中でもすることは沢山あり退屈することはありませんが、やはり一日一度は車を走らせ外界を見るのは気持ちが晴れます。
ただ今の自分に難儀なことは座る時間が長くなったり、動き過ぎたりすると腰痛が出ることです。強い痛みではないので湿布を貼って休んでいれば治る程度です。
そういう体調の変化があっても野菜を植えて、自給の一部を充たしているのでそれが生きがいにもなっています。毎日のように続く雨は鬱陶しいですが、野菜がぐんぐん生長して食卓に上るようになると花より団子の気持ちです。
完
作品名:認知症に遠い心の持ち方 作家名:笹峰霧子