悠々日和キャンピングカーの旅:⑳信州・東北(気まま過ぎた旅)
■3日目:安曇野⇒道の駅「よしかわ杜氏の郷」(新潟県上越市)
これまでに何度も訪れている安曇野でしたので、新たな一面を見たくなり、車中泊した道の駅の観光案内所で「道祖神めぐり」のウォーキングコースを知り、春うららな朝の陽気に誘われ、散策に出掛けることにしました。
雪化粧した常念岳の扇状地の先端部に広がる安曇野の水田や集落に点在する道祖神は同じものはひとつとなく、「疏水(そすい)百選」の景勝地「拾ヶ堰(じっかせき)」あたりを歩くと、北アルプスをバックにした桜並木が美しく、気が付くと1時間半もの時間が経っていました。
道中で会話した若夫婦は地元の方で、昨日までは黄砂の影響で、ボーっとしか見えなかった常念岳が今朝は、くっきりと見えると教えてくれました。
戻ってきた道の駅近くで、一面菜の花の奥に見える鯉のぼりと常念岳を本格的なカメラで写真を撮っている女性がいたので、声を掛けたところ、地元の新聞記者で、毎年、この風物詩の記事を書いているとのことでした。
道の駅を後に、初めて立ち寄ったのは安曇野市役所でした。その4Fの「展望デッキ」からは、まだ雪がたっぷりと残る北アルプスの眺望に感動を覚え、ここに住む人たちを羨ましくさえ思いましたね。
安曇野の北側で分水嶺を越え、仁科三湖(にしなさんこ:木崎湖、中綱湖、青木湖)の車窓風景を眺め、北アルプスには幾つものスキー場が見えましたが、もうシーズンの終盤なのでしょうね。
その後は、幾つかの道の駅に立ち寄り、日本海まで走ることにしましたが、かなりの下り勾配で、トンネルや覆道(洞門、半トンネル)が次から次に続く姫川沿いのR148を注意深く下り終えると、ヒスイ海岸で有名な糸魚川に出ました。
少しだけ町の中を走ると、多くの新しい家が見られ、それは2016年12月の大火の焼損から復興した姿でした。
そこからは日本海に沿って北上を始めてしまいました。これが「気まま過ぎる旅」の始点になったことを、後で気付いた次第です。
道の駅「よしかわ杜氏の郷(とうじのさと)」に到着。ここは酒蔵、温泉、農産物直売所がありますが、この日は、温泉に浸かるのみでした。