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静岡のとみちゃん
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悠々日和キャンピングカーの旅:⑳信州・東北(気まま過ぎた旅)

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■旅の11日目:八郎潟⇒道の駅「十三湖高原」(青森県五所川原市)


 道の駅「おおがた」に併設の「大潟村(おおがたむら)干拓博物館」では、日本の湖沼面積では琵琶湖に次ぐ第2位だった八郎潟の干拓の歴史を振り返りましたが、恥ずかしながら、「埋め立て」と「干拓」の違いを明確に知ることができました。

 干拓地内の「桜・菜の花ロード」はその名のとおり、桜と菜の花が美しく、行ったり来たりしながら、十分に味わいました。そして、「大潟富士」にも登りました。周囲からは、富士山の1000分の1である3.776mの高さがあり、かつ山頂の標高が0mとなるように造られたとのことで、このこだわりが気に入りました。

 北上を続け、能代の街を走っている時に見た「バスケの街」の看板から、ここは「田臥勇太の出身校の能代工高バスケ部の能代」だと気付き、確か、幾度か三冠(インハイ、国体、高校選抜)を達成したバスケの名門だったことを思い出し、何故か、JR能代駅まで行って、この町を後にしました。
 その先の道の駅「みねはま」で昼食を取りながらネット検索して知ったのは、能代には「バスケミュージアム」があること。バスケをやっている息子、そして妻ほど私はバスケに夢中ではないので、引き返すことはなかったのですが、次回は、訪ねたいですね。

 更に北上すると、R101もJR五能線も海沿いから海食崖の上部を走り始め、そこは、日本で初めてユネスコ世界遺産(自然遺産)に登録された「白神山地」が海まで迫る土地です。こんもりと茂った木々の中に、道の駅「はちもり」が見えてきましたので、小休止しました。
 その裏には、名水「お殿水(おとのみず)」が湧き出ており、ひと口飲むと、美味しさが口の中で広がり、「ジル」の飲み水の補給を行いました。
 その後、県境を越えて青森県に入りました。

 いきなり目に飛び込んできたのは威風堂々とした「岩木山」、青森県の最高峰はまだまだ雪化粧、本州の最北の県に足を踏み込んだことを改めて認識しました。
 この時、岩木山を「ジル」で上ることは全く思い浮かばなかったのですが、このおたよりを書いている今、マップを見ると、津軽岩木スカイラインを上って、更にリフトで岩木山の外輪山の鳥海山まで上ることや、岩木山の麓を一周できることを知り、マジに後悔しましたね。
 今度は、夏や紅葉の季節に行くことに決めました。これは単なる願望ではなく、かなり実現性の高い思いです。そう言い切れるのも、キャンピングカーを持っているからでしょうね。セカンドライフは楽しいです。

 到着したのは道の駅「十三湖高原」、その営業時間ギリギリに駅舎に入り、名物の「しじみラーメン」を買いました。ここは交通量が少なく、車中泊する人もおらず、広い駐車場にポツンと「ジル」が1台、やがて日が暮れて、駐車場の中の外灯が頼れる存在になりました。