悠々日和キャンピングカーの旅:⑳信州・東北(気まま過ぎた旅)
■旅の10日目:秋田港⇒道の駅「おおがた」(秋田県南秋田郡大潟村)
今日は一日中、いい景色が続き、感動や満足感を覚え、そして驚きもありました。
朝食後は「セリオン」から、改めて360度のパノラマを眺めると、眼下の秋田市街、北には男鹿半島、南には鳥海山、東には奥羽山脈の山々が並んでおり、期待どおりの素晴らしい眺望に満足しました。この景色を無料で見ることができるのは最高です。
秋田市から海沿いに北上すると、車窓風景で見えた風力発電機群は、走っても、走っても続き、その状況に驚きました。
その先の男鹿半島の付け根にある船川港に面した道の駅「おが」に立ち寄りました。そこには、多くの海の幸が売られていて、それは、この私でも、何か美味しい料理を作りたくなるほどで、加えて、駅舎は新しく、次回は、ここで車中泊したくなりました。
男鹿半島をぐるりと回ると、数々の美しい景色に出会いました。
先ずは、日本の渚100選の「秋田のウユニ塩湖」といわれる「鵜ノ崎海岸(うのさきかいがん)」、潮の満ち引きの加減でしょうか、訪れた時は、ウユニ塩湖のようには見えなかったのは残念でした。
その先の潮瀬崎の岩礁地帯には「ゴジラ岩」があり、海に向かって吠えているかのような姿は印象的で、そういえば、能登半島の旅でも、今まさに海から出現したような「ゴジラ岩」を見ました。
ネットによると、全国に「ゴジラ岩」は6つあるそうで、残りの4つをこれからの「キャンピングカーの旅」で訪れたいですね。
岬めぐりの最後は、半島の北端の北緯40度に立つ「入道埼灯台」です。それに登り、ひとつの島もない茫洋とした日本海を暫く見ていました。日本には登れる灯台が16基ありますが、この灯台は9基目、いつかは全国制覇したいと思っています。
海沿いから男鹿半島の内部に入り、「なまはげ館」を訪れました。
その「なまはげ伝承ホール」では、男鹿に生き続けるなまはげの行事やしきたりを知り、国の重要無形民俗文化財としての理解を深めました。
次の「なまはげ勢ぞろい」のエリアでは、男鹿市内各地で実際に使われた150体以上の多種多様ななまはげ面は圧巻の迫力で、その中央に立っている私に、今にも近づいてくるかのようで圧倒されました。
最後に行ったのは、男鹿半島の付け根に位置する寒風山(かんぷうざん)の頂上、そこからは360度の大パノラマが広がっていました。
先ずは干拓された八郎潟を俯瞰でき、その広大さを改めて認識しました。
そして、先ほどの海沿いに並んだ風力発電機群の風景が印象的で、数えてみると45基、更に秋田港周辺に十数基、そして今、洋上発電機の建設が計画されているという。再生可能なエネルギー(再エネ)の推進で、いわゆる化石燃料からの脱却に近づくことは、今の日本にとっては喫緊の課題ですね。