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静岡のとみちゃん
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悠々日和キャンピングカーの旅:⑳信州・東北(気まま過ぎた旅)

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■旅の12日目:十三湖⇒道の駅「浅虫温泉」(青森県青森市)


 竜泊ライン(R339)は、日本海沿いから津軽山地の北端部分に差し掛かり、ジグザグに上ると一気に高度を稼ぎ、上り詰めた場所に「眺瞰台」がありました。
 気持ちは既に龍飛崎(たっぴざき)に向いていたのですが、眺瞰台の展望台に登ってみました。
 すると、日本海と陸奥湾、その中央には龍飛崎の灯台、そして、そして、津軽海峡越に見えたのは北海道、この津軽半島の北端の大パノラマは素晴らしいものでした。そうなると、直ぐにでも龍飛崎の地に立ちたい気持ちが募りました。

 道路際に「龍飛崎」の看板が立っており、その海側に、「津軽海峡・冬景色」と記された石碑がありました。それは、何かの番組で見た石川さゆりの歌謡碑で、その前の赤いボタンを押すと「ごらんあれが龍飛岬 北のはずれと・・・♪♪」が流れ、聞き終わってからもう一度押して2回も聞いてしまいました。昭和の歌謡曲はいいですね。
 ところが、ここを訪れる観光客が次から次に押すので、結局、十回以上も聞いたのですが、その間、この地の土産を軽バンで売っている名物おばあちゃん(?)が、この地元について色々と教えてくれました。

 テレビ番組で知ったこの地、この歌謡碑、海峡越しに北海道が見えるこの眺め、「ジル」でここに来られたことが嬉しかったですね。なお、「津軽海峡・冬景色」の歌の中では「龍飛岬」と歌われていますが、正式な名称は「龍飛崎」ですね。

 歌謡碑の裏手にあるのは、日本で唯一、車両が通行できない「階段国道R339」です。数段ほど下りましたが、下までは降りず、後で「ジル」で向かうことにしました。

 そして、龍飛崎灯台近くまでは「ジル」で上り、その少し先から海峡を見ながら、「津軽海峡の向こうに北海道が見えるよ」と妻に電話を入れました。信州の旅のはずが、津軽半島の先端までたどり着いてしまった「気まま過ぎる旅」に妻は、「あなたらしい」と。次の旅の行き先は北海道、そう心に決めました。

 道の駅「みんまや」に併設の「青函トンネル記念館」では、急斜度のケーブルカーに乗り、到着した海面下140mの「体験坑道」を見学、その後は「展示ホール」も見学しました。

 このエリアの最後に、龍飛漁港にも行き、民家の玄関先を歩いて、「階段国道R339」の下側も数段、上ってきました。

 前日は、かなり強い風が吹く荒れた日だったようですが、今日は天候にも恵まれた穏やかな「龍飛崎」を経験できました。
 ここを今回の旅の折り返し地点にして、南下を始めました。途中で、北海道新幹線の本州最北の駅に立ち寄り、この日の夜は、青森湾岸の「浅虫温泉」にゆっくりと浸かりました。

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 2回目の「おたより」は以上です。
 日々の旅日記は、その日の主だった部分ですが、それでも、長い「おたより」になってしまいました。
 旅の中で毎晩、「旅のメモ」を書いた後に、この「おたより」を少しずつ書いていました。これって、かなりの時間を費やしてしまいますが、一日の出来事の箇条書きのメモを文章に仕上げてみると、その日の雑味が無くなり、スッキリと整理されるようで、それも良いかなと思っています。

 最後に、竹内まりやの「シンクロニシティ(素敵な偶然)」をリクエストさせてください。ひとり旅で思い出すのはやはり妻のことで、同じ夢を見ているのかもしれません・・・(笑)。(ラジオ番組では、このリクエスト曲をBGMにして、「おたより」を読んでくれました)

 では、また。